こんばんは、シドニーマンです。
シドニーのインフレは留まることを知りません。
もう事件でも何でもありません。普通に何もかもが値上がってます。
そしてついに電車、バスなどの公共交通機関も値上げです。
シドニーでは必ずお世話になる公共交通機関。それを利用するためにはオパールカードが必要です。そのオパールカードの使用料が10月16日(月曜日)から値上げされます。

オパールカードはどう変わる?
2023年10月16日(月曜日)からオパールカード使用料が変わります。
平日が今の金額より値上がり金曜日からの週末料金が割安に設定が変わります。
ニューサウスウェールズ州(NSW)政府は、2023年10月16日(月曜日)からオパールカードの使用料を上げると発表しました。これはどうにも止まらないシドニーのインフレに対抗するべくしての策の1つです。ただし公共機関使用料を上げただけだと帳尻がありません。金曜日の大幅な割引など今までとは違う形で私たちに提示しています。
今後オパールカードこのような条件で使っていくわけです。
2023年10月16日(月曜日)以降オパールカードの運賃はそれ以前と比べて平均3.7%増加するように設定されニューサウスウェールズ州(NSW)政府の算段であれば一般利用者は10月16日(月曜日)以降、以前と比べて週1ドル前後の追加料金になる見通しです。
金曜日の運賃は値下げとなり現在の運賃よりも30%の割引となる。つまり金曜日は終日8.9ドル前後以下の運賃となり、持っているオパールカードの条件によりますが子供及び学生利用者は4.45ドルの料金となる。(オパールカードの条件は後で説明しております。)
またシドニー空港まで電車で行くことが出来ますが、その運賃は、平日週末、ピーク、オフピー、に関わらず大人0.94ドル、コンセッション0.84ドルの値上がりとなります。
オパールカードの使い方

オパールカードはバス、電車、シドニーメトロ、ライトレールにフェリーとシドニーを網羅している公共交通機関全てに利用可能な便利なカードです。このカードさえあれば好きなだけ公共交通機関を利用できます。
その使い方は簡単で、それぞれの公共交通機関を利用する前に所定の機会にタップします(tap on)。そして駅の改札口、バスを下車する際、ライトレールのホームなど、それぞれの公共交通機関によって違いますがその公共交通機関の利用終了時に同じように所定の機会にタップします。(tap off)。
これだけです。
タップオン(tap on)、タップオフ(tap off)をしておけば正規の使用料金を差し引かれます。
ただしキチンとタップしないと読み込んでくれない場合がありますのでそこは使う度に確認してください。(タップオン/オフした際に音がなりますのでその音を確認してください。)
タップオン、タップオフをしたつもりでもその装置が読み取ってなければ出来ていないことになるので、読み取った際の音をきちんと聞いて確認してください。
また年齢、ビザによってコンディションが違っているので自分のコンディションに合ったオパールカードを使用してください。
こちらから確認してください。
自分のコンディションに合ったオパールカードを使おう

オパールカードは年齢、学生などその人のコンディションに合ったモノが用意されています。
4種類あり自分のコンディションに合ったモノを使ってください。
Adult
黒色のオパールカード。16歳以上が使用できます。特別になにかない限りこちらのカードを持ちます。
Child/Youth
緑色のオパールカード。4~15歳、またはニューサウスウェールズ州(NSW)か首都特別地域(ACT)の学校に通う16歳以上の学生が使用できます。
Senior/Pensioner
黄色のオパールカード。年金を受給している方や難民の方が使用できます。
Concession
白色のオパールカード。特定の大学、専門学校に通う学生が使用できます。
コンセッションカードの対象となる学校はシドニー大学、シドニー工科大学、オーストラリアカトリック大学、オーストラリアノートルダム大学、ウーロンゴン大学、マッコーリー大学、TAFE等です
ちなみに、コンセッション(Concession)とは、
「容認, 譲与されたもの, (政府から得る)免許, 特許, 利権, 特権」
といった意味です。
*海外留学生で語学学校に通っているのであれば黒色のオパールカード、シドニー大学やTAFEに通っているのであればコンセッション(白色)のオパールカードになります。
リチャージ方法


オパールカードを使えばそのうちカード内にあるクレジットは無くなります。全てのクレジットが無くなれば当然使えなくなります。そうなる前にリチャージしなければなりません。
オパールカード内クレジットが少なくてもタップ出来ます。その際カード内クレジットはマイナスの残高になります。しかしこれには限度額があり、電車の場合、最低残高はオフピーク時に2.31ドル、ピーク時に3.30ドル。フェリーの場合は5.60ドル、バスの場合は2.10ドルになります。
ですのでクレジットが少なくなれば早めにリチャージしてください。
そのリチャージの方法は簡単で、いくつか方法があるので自分の都合の合う方法でリチャージすれば良いと思います。
リチャージ方法
- アプリから
- サイトから
- 設置されているオパールカードトップアップマシーン(Opal Top up machines)から
- スーパーマーケットから
アプリから

アプリからリチャージしてください。
アプリはご自身の携帯電話にインストールできるので簡単で便利です。
サイトから
サイトにいき個人情報を入力してからリチャージしてください。
設置されているオパールカードトップアップマシーン(Opal Top up machines)から


駅やフェリー乗り場などで設置されているオパールカードトップアップマシンでトップアップしてください。
方法は簡単で、トップアップマシンに自分のオパールカードを挿入し画面に出てくる金額を選び、支払えばいいだけです。
スーパーマーケットから
コールスやウールワースには必ずカウンターにカスタマーサービスがあります。そこに行き、「トップアッププリーズ Top up please」と言いオパールカードを差し出せばリチャージしてくれます。その際金額を聞かれますので自分がトップアップしたい分の金額を伝え支払えばお店のスタッフが処理してくれます。
基本的な条件

オパールカードの使い方自体は変わりません。利用したい公共交通機関に行った際所定の場所でタップオン、タップオフを行えば良いだけです。
現在のコンディションと10月16日(月曜日)以降で違いがあるのは料金のみです。
基本的な条件はこちらになります。
- ピークとオフピークがある
- 1日の使用料に上限がある
ピークとオフピークがある
ピークとオフピークがありその時間帯は料金が30%違います。ピークはいわゆる朝夕のラッシュ時間です。ピーク時なのでその分料金が高くなります。
下記の時間帯がそれに当たります。
電車のピーク時間
6:00am-10:00am
3:00pm-7:00pm
バス・ライトレールのピーク時間
6:30am-10:00am
3:00pm-7:00pm
シドニーメトロのピーク時間
6:30am-10:00am
3:00pm-7:00pm
各公共交通機関を利用する際、上記の時間帯であれば運賃が高くなる訳です。
1日の使用料に上限がある
オパールカードの1日の使用料には上限が定められています。
1日16.80ドル、1週間50ドル、土曜日、日曜日、祝日は8.40ドルまでです。
もっと詳しく条件を確認したいのであればこちらのサイトから確認できます。

オパールカードが無くても
オパールカードはニューサウスウェールズ州内で公共交通機関を利用するには必需品です。ですがオパールカードを持っていなくても公共交通機関を利用出来る方法が実はあるのです。
- アプリを使う
- クレジットカードを利用する
アプリを使う
アプリを携帯電話にインストールして使います。
この方法だと普段からオパールカード自体必要としません。

クレジットカードを使う
VISAカードやマスターカードを持っていればそれを使って支払えます。使い方はオパールカードと同じで、タップオン/オフ(tap on/off)をすればよいだけです。
キセルをした場合
多くの駅では改札口が自動でオパールカードでタップオンすれば入れます。つまり駅員さんが改札口付近にいません。なのでやろうと思えば改札口を飛び超えれば駅内に入れますし、出ることも出来ます。しかし駅員さんの代わりに警察が待機している場合が大変多いのでこれをやれば現行犯で捕まります。やめてください。
また罰金が結構な額になり1回につき200ドルから最大550ドルになります。
タップオン/オフ(tap on/off)をして正規の使用量を素直に払いましょう。
他にもある違うところ
基本料金が値上がり週末料金が割安になると言う点が今回変更されたところです。
しかしそれだけではアリマセン。
今までは1週間8回使えば9回目から割引料金に自動的に変わり週末でなくとも割引料金になるるわけでした。それが10月16日(月曜日)以降は無くなります。
月曜日から木曜日までは基本普通料金で計算され金曜日以降の週末に割引料金に変わる訳です。なので平日回数をこなして公共交通機関を利用すればそれは全て正規の使用量で10月16日(月曜日)以前のように9回目から割引料金には変わらないのです。
週末よく利用する人であれば今回の条件変更は嬉しいでしょうが、一般利用者からすればただただ公共交通機関利用料が値上げされただけのことです。

まとめ
いかがでしたでしょうか?
シドニーのインフレがいたるところに影響がでており、ついには公共交通機関の料金にまで影響が出てしまいました。
公共交通機関はシドニーで生活する上で毎日のようにお世話になります。それが値上げ。
今まで以上にシビアな現実が2023年10月16日(月曜日)から突き付けられるわけです。
これは私たち個人がどうしようもできないことです。したがって普通に支払うしかないと言うことです。
今のシドニーは大変生活しづらいのです。
余談ですが、2023年7月から電気代の使用量も爆上がりしております。以前に比べ倍近い金額になっているのです。