こんばんは、シドニーマンです。
5月、6月のシドニーの季節は冬になります。寒い季節は何かとふさぎ込みがちになりますが、この時期のシドニーは街中煌びやかになります。
街中が煌びやかになる原因がこのイベント、
ビビッドシドニー Vivid Sydney
です。
ビビッドシドニー(Vivid Sydney)とは
シドニーでは毎年5月、6月の冬の3週間、ビビッドシドニー(Vivid Sydney)と呼ばれるイベントが開催されます。
シドニーで開催される光(Light)、創造(Idea)、音楽(Music)、食文化(Food)をテーマにした冬の祭典で、有名ミュージシャンによるコンサートが行われたり、国際的な著名人を招いてのサミットが開かれたりします。
ビビットシドニー(Vivid Sydney)最大の目玉と言えば、オペラハウス、サーキュラーキー、ダーリングハーバーなどシドニー各所で楽しめれるプロジェクトマッピングとイルミネーションです。世界各国のアーティストが製作した作品が展示され、冬のシドニーを華やかに彩ってくれます。
シドニーの街並みが巨大なキャンパスになり、様々な光の彫刻が夜のシドニー各所の景色を彩ります。時と共に移り変わる壮大なイルミネーションやプロジェクトマッピングをぜひ体感してみてください。
ビビッドシドニーの期間中午後6時から午後11時まで毎晩見ることが出来ます。
2008年から始まっているこのシドニー冬の一大イベント、ビビッドシドニー(Vivid Sydney)。
2016年には200万人以上がシドニーに訪れたと発表されています。
しかし、2020年、2021年は、新型コロナウイルスの影響で中止になっています。

このイベントがシドニーに本格的な冬の到来を告げるイベントでもあります。
イルミネーションやプロジェクトマッピングを見よう。
ビビッドシドニー期間中はシドニー各所でイルミネーションやプロジェクトマッピングが楽しめれます。
こちらがイルミネーションのディスプレイが見られる場所のリストです。
サーキュラーキー (Circular Quay)周辺
オペラハウスとハーバーブリッジがあるフェリー埠頭がサーキュラーキー(Circular Quay)になり、この周辺で多くのイルミネーションを見ることが出来ます。
オペラハウス (Opera House)
オペラハウスが光の映像で彩られます。
ビビッドシドニー(Vivid Sydney)の中で最も人気があります。
シドニーハーバーブリッジ (Harbour Bridge)
ビビッドシドニー(Vivid Sydney)期間中はハーバーブリッジもカラフルに彩られます。普段と違うハーバーブリッジが見られます。
この時期電車から見るオペラハウスもビビッドシドニー仕様で普段とは違う趣きがあります。
シドニーの2大アイコンであるオペラハウスとハーバーブリッジがライトアップされ、シドニーの夜景の中で幻想的に見えます。
ちなみに、サーキュラーキー駅のホームは高い位置にあるので、オペラハウス、ハーバーブリッジを見ることが出来る特等席だったりします。
ザロックス (The Rocks)とその周辺
サーキュラキー (Circular Quay)フェリー埠頭を挟んで西側のシドニー近代美術博物館(Museum of Contemporary Art)やカスタムズハウス(Customs House)がある辺りから、ハーバーブリッジ付近までが、ザロックス(The Rocks)と呼ばれている地域になります。
カスタムズハウス (Customs House)
かつての通関で今は図書館とレストランとして使われている歴史的建造物のカスタムズハウス(Customs House)。
その正面全体に映し出されるイルミネーションもこのイベントでは欠かせないものです。
アーガイルカット(Argyle Cut)
ザロックス(The Rocks)を背にしアーガイルストリート(Argyle Street)を歩いていけば石を切り抜いたトンネルに着きます。それが、アーガイルカット(Argyle Cut)です。
このトンネルが光の映像で彩られます。
シドニー近代美術博物館(Museum of Contemporary Art)

シドニー近代美術博物館(Museum of Contemporary Art)も建物の壁面がイルミネーションで彩られます。幻想的な光のアートを楽しんでください。
*シドニー近代美術博物館の英語の頭文字をとって、MCAとも言います。
オーバーシーズパッセンジャーターミナル (Overseas Passenger Terminal)
海外の豪華客船が停泊するオーバーシーズパッセンジャーターミナル(Overseas Passenger Terminal)。この一帯もイルミネーションで埋め尽くされます。
この場所から見るオペラハウスは迫力です。
その他の場所
オーバーシーズパッセンジャーターミナルから更に北側ハーバーブリッジの南に位置する小さい入り江キャンベルズコーブ(Campbell’s Cove)から、ハーバーブリッジ南のたもとドーズポイント(Dawes Point)までの遊歩道も華やかに彩られムード一杯になります。
ダーリングハーバー(Darling Harbour)

シドニータウンホールから歩いて行けるシドニー観光名所の一つ、ダーリングハーバー(Darling Harbour)もビビッドシドニー(Vivid Sydney)では外すことが出来ないエリアです。
コックルベイ (Cockle Bay)
ダーリングハーバー中央に位置するコックルベイ(Cockle Bay)では、水上に浮かびあがる光と音のショーが期間中毎日行われます。
この場所には多くレストランがあります。優雅にディナーを楽しみながらビビッドシドニーを楽しむのもアリだと思います。

バランガルー(Barangaroo)

バランガルー(Barangaroo)は、ダーリングハーバー(Darling Harbour)北側にあるキングストリートワーフ(King Street Wharf)の更に北に位置します。
Australian Oceans

写真家クレイグパリー(Craig Parry)が撮影した、アザラシ、カメ、イルカ、そしてアルビノザトウクジラ等が生息しているオーストラリアの海の様子です。足元にオーストラリアの海底の様子が投影され普段見ることが出来ない場所にたどり着くことが出来ます。
Light Forest

このライトフォレスト(Light Forest)とは、木の幹の内側に光源を設置し、その木々の亀裂や隙間から光が出てくるイルミネーションの事です。まるで光が生きているかのように見え、なんとも言えない幻想的な空間になっています。
Infinity

シドニーに居ながらシドニーの冬から脱出! 360°体験の超現実世界(Hyper-Real World)でオーストラリアの多くの自然を感じてください。雪をかぶった山々からなるオーストラリアの銀世界、緑豊かな谷、沈みゆく夕日に感動を覚えたかと思えば、海底に深く飛び込み海洋生物の世界などを訪れてください。
ルナパーク (Luna Park)
サーキュラキーの対岸にあるルナパーク(Luna Park)からもビビッドシドニー(Vivid Sydney)期間中は市内やサーキュラーキーのライトアップを見ることが出来ます。
園内にある観覧車から見る景色はなかなかのモノです。
他にも
他にもイベントや催し物があります。
気になるようでしたらこちらをご覧下さい。

有料アクティビティーにも参加
多くのアクティビティは無料で楽しめれるビビッドシドニーですが中には有料のアクティビティもあります。せっかくなら有料アクティビティを楽しんでみるのも良いのではないでしょうか。
ブリッジクライムや夜のクルーズに参加してみるのもおすすめです。
ブリッジクライム
普段から行われているシドニーハーバーブリッジクライム。人気のアトラクションですがビビッドシドニー開催中は夜も運営されています。
シドニーハーバーブリッジに登りシドニーの夜景とビビッドシドニーのイルミネーションを楽しんでみてはどうでしょうか。
ビビッドクルーズ

ビビッドシドニー開催中は、様々な形式のクルーズが運航しています。ドリンクだけのカジュアルなクルーズから優雅なディナークルーズまで。運行時間も30分から2時間半までと様々です。価格も幅広くは安いもので大人一人$39くらいからあります。
タロンガ動物園 (Wild Lights)

タロンガ動物園(Taronga Zoo)のビビッドシドニーは、鮮やかな光の冒険ワイルドライツです。夜の動物園の到る場所に動物をモチーフにしたイルミネーションが設置されビビッドシドニーならではのタロンガ動物園を演出します。
開催期間は2023年5月26日(金曜日)から6月17日(土曜日)

ブリッジクライム、ビビッドクルーズにタロンガ動物園の入園料等は、格安サイトで有名なグルーポン(Groupon)、あらゆるクーポンが割引料金で購入できるスクーポン(Scoopon)にレッドバルーン(Redballon)でも販売しています。これらを使うと通常よりお得な料金で予約、購入することができます。


地図
シドニー市内、セントラル駅からウルティモ、ダーリングハーバー、バランガルーを通りロックスを抜けサーキュラーキーまでの地図です。
各所でイルミネーションもしくはプロジェクトマッピングを楽しめれます。
こちらは、2023年ビビッドシドニーが行われる場所です。


まとめ
いかがでしたでしょうか?
シドニー冬の一大イベント、ビビッドシドニー(Vivid Sydney)の見どころについてまとめてみました。
ハーバークルーズにブリッジクライムやタロンガ動物園に入園するなど有料のイベントもありますが、イルミネーションやプロジェクトマッピングを見て楽しむだけであれば、誰でも無料で楽しめます。
私は、ビビッドシドニーが始まれば冬を感じます。
2022年2月21日(月曜日)からニューサウスウェールズ州(NSW)にコロナ規制が緩くなり条件を満たしていれば入州出来るようになりました。
昨年は、新型コロナウイルス規制が緩くなって数ヶ月ほどだったため、このような大きなイベントはまだ手探りで行われていましたが今年はコロナはもう完全に過去のモノとされています。コロナを気にしなくて良いぶん、熱の入りようが違うように感じます。
ビビッドシドニー (Vivid Sydney )詳細
開催日時: 2023年5月26日(金曜日)から6月17日(土曜日)
場 所: シドニー市内各所
開催エリア
オペラハウス(Opera House)
サーキュラーキー(Circular Quay)
ロックス(The Rocks)
バランガルー(Barangaroo)
ダーリングハーバー(Darling Habour)
Carriageworks
Central Staition and The Goods Line
ボタニックガーデン (Royal Botanic Garden)
タロンガ動物園 (Taronga Zoo)
Walsh Bay
シドニー市内各所 (Sydney CBD and Surrounds)
公式サイト: