こんばんは、シドニーマンです。
オーストラリアにワーキングホリデーや留学で来られる方で服装をどこまで持っていけばよいのか、悩むポイントのひとつになるところではないでしょうか。
シドニーの天候は変わりやすいと言われていますし、日本ほどハッキリしていませんが四季があります。となると、それらに合わせた服装が必要となってきます。ではそれらに合わせた服装をもって来なければならないのかといえばそういう訳ではありません。それにスーツケースにそれだけの服装は入りきりません。詰め込めても10日分前後が限界です。
なのでどうしても現地調達になってしまいます。
今回はシドニーで洋服を買うにはどんな注意が必要か?サイズの見方にファッション事情、またシドニーで流行っている(有名な)ファッションブランド等をご紹介していきます。
シドニーのファッション事情
オーストラリア、シドニーのファッション事情ですが、良いも悪いも余り人の目を気にしていないように感じます。
ちょっと派手かもしれない。
これ着たいけど似合わないかもしれない。。。
いつも同じ服着てると思われてるかもしれない。。。
といったことを気にしてしまうかもしれません。しかし、そこまで人の目を気にする必要は無いように思えます。オーストラリアには世界中から人々が来豪しているのです。皆さん母国が違うんです。そんな母国が違う人達が集まるオーストラリア、シドニー。各々が好きな服装を楽しんでいます。
年齢に性別、体型を問わず、皆さん色んな服装をしています。オシャレを楽しんでいる人もいれば、シンプルな格好でいる人もいるんです。
日本に住んでいるとどうしても周りや人の目を気にしてしまいますが、ここシドニーでは思っている以上に他人の服装まで見ている人はいないように思えます。なのでそこまで服装に気を使わなくても良い気がします。
オーストラリア、シドニーだからこそできる服装を試して新しい自分を発見したり、お店を巡りお気に入りのブランドを見つけたり、そのブランドの洋服を集めるのもシドニーに住んでいるからこそ出来る事だと思います。
シドニーでの洋服サイズ表記
当然の事ですが、日本とオーストラリアでは服のサイズ表記が違いますし、メンズ、レディースでも表記が違います。
その表記ですが、ブランドによっては、ヨーロッパ(EU)やインターナショナルサイズだけで表記している場合がありますし、また全て表記されている場合もあったりします。
ちょっとまとめてみました。
メンズ
こちらがメンズサイズになります。

日本のサイズと比較すると、オーストラリアのサイズの方が大きいのが分かります。
例えば、日本でSの方は、オーストラリアサイズでXS もしくはXXS。日本でLの方はオーストラリアサイズでMという感じです。
ブランドやメーカーによって差があります。試着してからの購入をお勧めします。
レディース
こちらはレディースサイズです。

レディースもメンズ同様ブランドやメーカーによっても差はありますし、どれもがオーストラリアサイズです。日本のサイズのまま購入すると大きいと思います。なので、確認、試着をしてから購入する方が良いと思います。
レディースサイズの方がメンズサイズに比べて細かく分かれています。
*今回のオーストラリアサイズ表はオーストラリア大手「Target(ターゲット)」のサイズ表です。
*あくまで目安です。ブランドやメーカー、品物によってサイズに多少の違いは当然あります。なので購入前には試着出来るのであれば試着することをオススメします。
ちなみにこちらが日本のメンズサイズです。

着たい時に着たい服を着る。
季節の変わり目がハッキリしていませんがシドニーには四季があります。春から夏にかけては数日前と日差しの強さが違っていたり秋頃から冬にかけては気がつけば秋風がもっと冷たい冬の風になっていたり気温もグッと下がってきます。
性別や体型によっても気候の変化への感じ方が違ってくるのでその対応は人それぞれ。来ている服装が違ってくるのは当然のことです。
またシドニーの天候は非常に変わりやすいです。周りを気にして服装を合わせていると自分の体調を崩してしまいます。
そうなっては、薬代、診察代と余分にお金がかかりシドニーライフを楽しめません。
なので周りをあまり気にせず服装を選んでも何も問題ないように思えます。
サイズを知っておこう。
日本での洋服のサイズは知っていると思いますが、シドニーで洋服を購入する際、シドニーでの自分の洋服サイズを知っておくと、より一層服装選びが楽になりますし楽しめれると思います。
サイズは洋服のS,M,L以外にもあるんです。それが、ヌード寸法(適応サイズ)と仕上がり寸法(製品サイズ)です。
ヌード寸法(適応サイズ)とは
ヌード寸法(適応サイズ)とは、商品タグに記載されたサイズの事です。このサイズをちょうど無理なく着用できる人の体型やサイズを示しています。
ヌード寸法(適応サイズ)は実際の体の寸法を計測した商品を作るための基準寸法であり、商品の仕上り寸法とは異なります。(ヌード寸法(適応サイズ)+ゆとり分=仕上がり寸法(製品サイズ )となります。)
「ヌード寸法(適応サイズ)」
(サイズ表に表記してある ○インチ(○○cm)の表記の部分)
「仕上がり寸法(製品サイズ)」
出来上がった商品のサイズです。
ヌード寸法(適応サイズ)はウエストやヒップ周り、太ももや股下など体の様々な部分を計って算出していきますので服装をオーダーメイドする際には特にヌード寸が重要となってきます。
仕上がり寸法(製品サイズ)
仕上がり寸法(製品サイズ)とは、その商品そのもののサイズを示しています。
S,Mといったその製品のサイズのことです。
ヌード寸法と仕上がり寸法の違い?
ヌード寸法(適応サイズ)と仕上がり寸法(製品サイズ)は違いとは、
ヌード寸法(適応サイズ)とゆとり寸を足したら仕上がり寸法(製品サイズ)となります。(ゆとり寸とは余裕を持って衣類を着用できる程度の寸法)
自分のヌード寸法(適応サイズ)と同じサイズの服を着てしまえば、ピッタリしすぎてピチピチです。ゆとり寸がなければ動きにくいです。伸縮性のない素材だと着るだけでも大変苦労します。ぴったりめのスリムパンツでもない限りはゆとり寸を足します。

オーストラリアの服のクオリティは?
シドニーに限らずオーストラリアで洋服を購入する場合、サイズが分かってもクオリティはどうなのでしょうか?
私が感じたのは、
「シンプルで良いものは高く、高くてもデザイン重視は判断が難しい。そして安いものはそれなりに」
値段が高ければクオリティが高い訳では無いのです。
また日本の洋服の方が洗濯機で何度洗っても長持ちします。
安くてもしっかりしている洋服や値段以上の何かを感じることが出来る日本のクオリティの凄さに勝るものは無いように思えます。
ドライクリーニング
ドライクリーニングは日本と同じクオリティを求めるのは酷かもしれません。また日本と同じ感覚でドライクリーニングを利用すると思っている以上の金額を支払う羽目になります。安いアイロンは壊れやすいのでちょっと高目のアイロンを購入して自分でアイロンがけを行った方が良い気がします。
Akira Isagawa
いそがわ あきら(五十川明)さん。名前からしても日本人です。
ですがこの方、オーストラリアファッション業界の第一線で頑張っている日本人ファッションデザイナーです。1986年にワーキングホリデー制度を使いオーストラリアにやって来ました。シドニーのTAFE(各種専門学校)でデザインを学び自分のブランドを立ち上げ1999年にはパリコレに出展していて国際的に大変高い評価を受けています。
この人のお店がシドニーにあります。
- Akira Boutique
シドニージョージストリート沿いにあるスタンドアーケード(Stand Arcade)内にあります。
412-414A George St, Sydney, NSW 2000
- Akira Design Studio
シドニー郊外マリックビル(Marrickville)にはスタジオがあります。
シドニーで人気のファッションブランド
オーストラリア、シドニーには多くの人気ブランドがあります。いくつかご紹介していきます。
もちろん、ここではほんのごく1部をご紹介するだけです。他にもブランドや専門店などたくさんありますので自分のお気に入りを見つけてみてください。
Cotton On
Cotton On。どのショッピングセンター内でも見かける認知度の高いブランドです。
シンプルでカジュアルなものから流行りのトレンドモノまで種類もデザインも豊富に揃っています。メンズ、レディース、キッズとカテゴリーも分かれているので誰もがこのブランドを楽しめれます。
価格もリーズナブルでいて、セールも頻繁に行われています。$5~$20前後の値下げ商品は店頭によく並んでいます、系列店にCotton On Babyがあり、こちらではスポーツウェア、水着などが購入できます。
CITY BEACH
1985年クイーンズランド州ブリスベンクイーンストリートモールのすぐそばに小さな店が始まりでした。それ以来、シティビーチは多くのサーファーに愛され誰もが知るブランドになりました。
BILLABONG
サーフィンが有名であるオーストラリアでは、サーフ系カジュアルファッションブランドがあります。先のCity Beach(シティービーチ)もそうですが、このBellabong(ビラボーン)もそのカテゴリーに入ります。
サーフ系ブランドなので水着、ビーチアイテム、そしてアクセサリーが豊富ですが、メンズ、レディースどちらの洋服も充実しています。
Assembly Label
Assembly Labelは、2011年にDamien HoranとDaniel Oliverによって設立されたメンズブランドです。ゆったりとしたオーストラリア沿岸のライフスタイルを感じることが出来るデザインでシンプルな仕上がりになっています。ベーシックなTシャツ、チノパンツ、ジョギングパンツ等取り扱っています。暑い夏の時期には水着もありますし、寒い季節には、居心地の良いニットとジーンズがあります。季節に合わせたアイテムも用意されています。またいくつかのセールアイテムには「Choose What You Pay」モデルがあり、自分でその商品の価格を決めれるようになっています。セール品に販売価格を超えて支払うことを出来る仕組みになっていて、Curing Homesicknessに寄付されます。
nANA jUDY
楽しむためのストリートウェアとして2006年に立ち上げられたメンズブランドです。オーストラリアでデザインされており、現代のメンズストリートウェアアパレル業界のリーダーで、世界中の有名人、音楽アーティスト、スポーツアスリートが着用しています。
Nude Lucy

このブランドのデニムは100%オーガニックコットンで作られています。
他の服もセカンドスキンのように柔らかくて軽量なのがウリです。
UNIQLO

もう世界のユニクロです。
先日引退した車椅子テニスのレジェンド國枝慎吾さんが所属していたことでも有名なユニクロ。シドニーでも人気ブランドの1つです。

ここは私の独り言。
國枝慎吾さん、現役生活お疲れ様でした。テレビからですが試合を幾つも拝見させていただいて、どれだけ勇気を頂いたことか。”俺は最強だ”私も挫けたらこの言葉を思い出し自分を奮い立たせてます。
シドニーの生活衣料品店
シドニーのみならずオーストラリアでの生活衣料品店といえば、こちらの3店舗が有名です。
メンズ、レディース、子供用の衣類はもちろん靴、下着類、アクセサリー類に日用品となんでも揃っています。
・Kmart(メンズ、レディース、子供用有)
他の2店に比べてデザインが豊富です。小物類は充実していると思います。
・BigW(メンズ、レディース、子供用有)
他の2店と比べて安いです。白や黒のTシャツといったシンプルな品が安く販売しているので仕事着にはもってこいです。私もよく購入します。
・Target(メンズ、レディース、子供用有)

他の2店と比べると少し高い感があります。それでも品揃えは豊富です。
上記3店はだいたいどのショッピングセンターにもありますので見つけやすいと思います。
上記3店ほど有名では無いですがここも悪くないです。
- T.K.Maxx

シーズンがズレている品(夏に前シーズンの冬物を販売していたり、冬に数ヶ月前の夏物を販売していたり)をお手頃価格で販売しています。
何処も専門店に比べれば洋服のデザイン性は劣るかもしれませんが、シンプルなものや仕事着には重宝できるものが多く、質よりもとにかく値段設定はリーズナブルです。
ショッピングに適した時期がある?
オーストラリアには大きなセール時期があります。そのセール時期に普段からチェックしているブランド品を購入すればお得に手に入れることができます。その時期は、
- イースターセール(Easter Sale)
- エンドオブファイナンシャルイヤーセール(End of Financial Sale)
- ブラックフライデー、サイバーマンデー(Black Friday, Cyber Monday)
- ボクシングデー(Boxing Day)
- サマーセール(Summer Sale)
です。

1.イースターセール(Easter Sale)
イースターの時期に行われるセールです。イースター関連のグッズが安くなりますが、ファッション系も安くなります。
2.エンドオブファイナンシャルイヤーセール(The End of Financial Year Sale)
オーストラリアの会計年度末は日本と違い毎年6月。7月から新しい年度になります。なので毎年6月になれば会計年度末セールが行われます。多くの品がセールされます。
3.ブラックフライデー、サイバーマンデー(Black Friday, Cyber Monday)
11月下旬に行われる感謝祭セールです。店頭でのセールというよりショッピングサイトでのセールといったイメージです。
4.ボクシングデー(Boxing Day Sale)
クリスマスの次の日で、名前の由来が「クリスマスのプレゼント(BOX)を開ける日」というのが名前の由来とされています。この日はクリスマスプレゼントを開けて盛り上がるだけでなく大セールも行われるのです。
5.サマーセール(Summer Sale)
11月のブラックフライデー、サイバーマンデー、そして12月のボクシングデーセールで売れ残った品をさらに値下げしてこのサマーセールで処分するのが狙いで行われているセールです。残り物には福があるのか?はたまた本当に難しい品しか残っていないのかは、その時によります。
もちろん上記以外にも様々なセールは各ブランドごとやショッピングセンター、オンラインショップ毎に行われていますので定期的にチェックしてみるのもひとつの手段です。
シドニー生活豆知識
ワーキングホリデービザや学生ビザを利用してオーストラリアに来豪し長期滞在、長期留学をする際に持ってこれる自分の服装は、どうしてもスーツケースに収めなけれならない量になるので10日前後分だと思います。しかしそれぐらいの量は持ってきて欲しいんです。理由として、
ホームステイの場合、洗濯は週に1,2回のところが多いため
シェアハウスの場合、洗濯できる回数が決められているところが多いです。
水不足が頻繁に起こるのがシドニーです。ホームステイの場合、ホストファミリーはシドニー事情が分からない諸外国の人達を自分の家に招きます。シドニー事情がまだわかっていない人達は水を結構使います。となるといくらホームステイ代を受け取っているからとはいえ水道代もバカになりません。となると洗濯できる回数を決めてコントロールしていきます。この理屈はシェアハウスも同じです。
留学で学生寮に住む場合も似ています。だいたいコイン式の洗濯機が設置されていて使う度にコイン(お金)を使います。毎日使えば費用がかさんでしまうので、週に1,2回の洗濯回数になっていきます。

現地の服を楽しもう
シドニーにおける服のサイズの違いが分かればシドニーで洋服を買ってみましょう。
サイズさえ分かっていれば何かに困ることなく、ほとんどの洋服をシドニーで購入できると思います。
もちろん洋服の好みもあると思いますが、オーストラリア、シドニーに来るのならその現地で人気なお店の洋服を買ってみるのも楽しみの一つになるのではないでしょうか。新しい自分を発見出来るかもしれません
値段もピンキリなので、勢いで購入し後になって支払いが大変になることだけは避けてください。物価が高いと言われていて今でも地味に物価は上がっていますが、全部が全部高くて買えないという訳ではないです。
セールをうまく利用すれば、モノによっては日本で買うよりもお得に洋服が買えるかもしれません。

まとめ
いかがでしたでしょうか。
シドニーで生活していると薄着の人の横にダウンジャケットを着ている人が居たりするのを普通に見かけます。
なので、自分が来ている服装に対して誰かが不必要に指摘したり、後ろ指を差してきたりするようなことは無いように思います。
日本から洋服類を持ってくる際、最低限の量にしてあとは必要なときに購入するといった感じでシドニー生活を楽しんでみてはどうでしょうか。
着なれている洋服を季節が変わるごとに日本から郵送してもらうのも良いですが経済的では無いように思えます。どうしてもそれでなければならないのであれば別ですが。
シドニーに居る時ぐらいは、他人の目を気にせず、自分のスタイルで洋服を着こなしてみるのも悪くないと思います。