こんばんは、シドニーマンです。
2023年2月に入り、晴れていると思えば激しい雨が降ってきたり、そうかと思えば真夏日になったりと天気の移り変わりが激しいシドニーです。
そんな今年(2023年)2月某日、晴れの日にマンリーに行ってきました。
*オーストラリアは南半球にあるので北半球の国とは季節が違います。12月、1月、2月が夏になります。
マンリーは何処にある?
今回訪れた場所マンリー(Manly)。そのマンリーはシドニー中心地から約17キロの位置にあります。オペラハウスがあるサーキュラキーからフェリーにのって30分ほどで到着します。
静かなビーチやサーフィンができるビーチがあるマンリーは、リゾートライフスタイルのサバーブです。ビーチ付近にはサーフィンショップやカフェにレストランがあり程よく賑やかで開放感に溢れています。近郊にウエストフィールドワリンガモールショッピングセンター(Westfield Warringahmall shopping centre)があるのでショッピングや映画鑑賞にも事足ります。
マンリービーチの歴史
マンリー(Manly)に来たらビーチです。今回私達家族もビーチで娘と遊ぶのが目的でした。
そのマンリービーチ(Manly Beach)の歴史について調べてみました。
このビーチは19~20世紀にかけて既にオーストラリアで最も人気のある場所の1つでした。
今では海水浴は普通ですが、1902年頃は海水浴をすることは一般的ではなく当時は警察に補導される程の事だったそうです。1903年頃からやっと水着を着ての水泳が認められてきます。当時の水着は、首から膝まで覆う様なモノで、ビキニや海パンの様なモノではありませんでした。しかしこの年に17人もの死亡者が出てしまい、翌年1904年にサーフクラブを発足させました。
実はこのクラブがオーストラリアで最も古いライフセービングクラブの1つであり世界初のライフセービングクラブの1つだとも言われています。
マンリーライフセービングクラブ (Manly Life Saving Club)の公式サイトはこちらになります。
1964年にはサーフィン世界大会が世界で最初に開かれていてサーファーにとって聖地の1つとして知られています。
Manly Beach(マンリービーチ)は、並木路が3km続く長いビーチで観光客だけでなく地元のサーファーや家族連れにも大変人気のあるビーチです。大きくて力強いオーストラリア特有の波が打ち寄せるので毎年サーフィン大会が行われますし、その波を求めて地元や国内サーファーだけでなく世界中からサーファーが訪れます。
マンリーへの行き方
シドニー中心地からマンリーへ行くには3つの方法があります。
- フェリー
- バス
- 車
です。
フェリー
オペラハウスがあるサーキュラーキーからフェリーに乗れます。
サーキュラーキーワーフ3(Wharf 3)がマンリー行きの乗り場になり、マンリーまで約30分で到着します。ですがなにかの都合で乗り場が変わることがあるかもしれません。フェリーを乗る際必ずワーフの電光掲示板で確認してください。
フェリーはシドニー公共交通機関なのでオパールカード(Opal Card)で乗れます。
フェリーに乗船したら、船内からオペラハウスやクレモーンポイント(Cremorne Point)、ラシュカタスベイ(Rushcutters Bay)の景色を見るのも良し。デッキにも出れるのでそれらの景色を見ながらフェリーのスピードを体感するのも良し。と30分があっという間です。ちなみにハーバーブリッジも見れますがハーバーブリッジの下は通りません。
MFF(Manly Fast Ferry)というプライベートの高速フェリーを使うとサーキュラーキーからマンリー・ワーフまで20分です。
シドニーウインヤード駅からマンリーまではバスでも行けますが、フェリーで行くと眺めが良く普段見ない角度からのシドニーが見れたりするのでマンリー行きを盛り上げてくれます。そしてバスよりも移動時間が20分以上短いです。
フェリーの乗船時間が約30分です。その間、シドニー湾の景色を眺めながら写真でも撮っているとあっという間にマンリー・ワーフに到着です。この約30分がとても短く感じます。

バス
マンリーに行く事ができるのはフェリーだけではありません。
シドニー中を網羅しているバスで行けます。
ウインヤード駅から、バスB1、173に乗りspit Junction でバス144に乗り換えればマンリーに到着。
またノース方面からでは、チャッツウッドでバス144に乗ればマンリーまで乗り換え無しで行けます。
もちろんバスもシドニー公共交通機関なのでオパールカード(Opal Card)で乗れます。


車
車(自家用車もしくはレンタカー)で行くのであればナビを使えばマンリーまでの経路を表示してくれます。
ただし駐車場は結構うまっていますのでそれを考えると早朝には出発。駐車スペースを探す時間をしっかり取っておいた方が良いです。
今回私達家族は車でマンリーまで行きました。
マンリーワーフやコルソ「Corso」と呼ばれているマンリーワーフからマンリービーチの間のショッピングモールの近くに駐車したかったので、その辺を探したのですが見つけれず、マンリービーチの端の方に駐車場を見つけ駐車しました。(結構駐車スペースを探すのに時間を取られました。)
マンリー (Manly)を歩いてみた

マンリーワーフ(Manly Wharf)の外観です。
下の写真はマンリーワーフの中のフェリー乗り場です。

下の写真もマンリーワーフ内です。賑やかです。

マンリーワーフはサーキュラーキーからのフェリーが到着するので海に面しています。それでいてカフェやファーストフード店があるので休憩するにもマンリー散策の作戦会議を練るにもちょうどいい感です。
マンリーワーフからビーチまでショッピングモール「コルソ(Corso)」を歩く

マンリーワーフからマンリービーチまでをショッピングモール「コルソ(Corso)」沿いに歩いてみました。
サーフショップ、カフェ、レストラン、ジェラート屋さんに薬局からスーパーまでなんでもありました。
大繁盛のジェラート屋さん。Anita Gelato

Anita Gelato
路上パフォーマンスを行っていました。素敵な歌声でした。

マンリービーチはマンリーワーフを出て、ショッピングモール「コルソ(Corso)」を進み、そこを出た所にあります。
マンリービーチ(Manly Beach)に到着

マンリービーチは、長さ1.5km、並木路が3kmあるリゾート感満載のビーチです。豪快な波が打ち寄せるこの海は、その波質からサーファーに人気のあるスポットです
マンリーがある湾は「キャバッジトゥリーベイ (Cabbage Tree Bay)」といい、砂浜、岩石地帯、海藻地帯に分かれています。泳ぐならライフセービングフラッグ(Life Saving Flag)が立っている安全地帯で泳いでください。分かりずらいかもしれませんが、上の写真中央辺りにある黄色と赤色の旗がライフセービングフラッグです。
マンリービーチサイド
マンリービーチ前の道は、マンリーの海を正面として、右側がサウスステイン(S Steyne)、左側がノースステイン(N Steyne)となり、レストランやカフェが集まっているのはサウスステイン(S Steyne)側です。
サウスステイン(S Steyne)側です。


下の写真がノースステイン(N Steyne)側です。

リトルマンリービーチ(Little Manly Beach)

マンリー住宅街を抜けると小さなビーチに到着します。それが、「リトルマンリービーチ(Little Manly Beach)」です。
子供達が安心して遊べれるようになっている為、サメ避けネット(シャークネット Shark Net)があります。
小さなカフェ、「リプルズリトルマンリー(Ripples Little Manly)」があり、コーヒーにソフトドリンク、フードが楽しめホッと一息つかせてくれます。シャワーもトイレもありビーチで遊んだ後も海水をおとしてスッキリして帰れます。

私達家族もマンリービーチで遊び、リトルマンリービーチに移動して、マンリーでの時間を満喫しました。
他のビーチ
マンリー周辺には大小合わせて10以上のビーチがあります。いくつかのビーチをご紹介致します。
シェリービーチ(Shelly Beach)
シェリービーチ(Shelly Beach)の位置は、マンリーの海を正面として右手にあり、マンリービーチからも見えます。行き方はマンリービーチから細い道がずっと海岸線に沿って続いているので分かります。シェリービーチに行く人たちの流れがあるのでそれに従って進んでみてください。
マンリーコーブ(Manly Cove)

マンリーワーフに到着しフェリーを降りると、「マンリーコーブ(Manly Cove)」という小さなビーチがあります。このビーチでも楽しめれます。ビーチ沖に停泊しているボートやヨットに泳いでいく人もいたりします。ですがマネをしないでください。またフェリーも行き来しています。このビーチを泳ぐのは自由ですがフェリーの邪魔にならないようにしてください。
マンリービーチは広い砂浜ですが、シェリービーチやマンリーコーブの様な他のビーチはこじんまりとしていて対照的です。秘境感があったりプライベートビーチ感があったりしますので、時間を取ってそれぞれ趣が違うビーチに行ってみるのも良いかもしれません。

*マンリーがある湾は「キャバッジトゥリーベイ (Cabbage Tree Bay)」といい、砂浜、岩石地帯、海藻地帯と分かれていて様々な海洋動植物が生息しています。それらを餌としているサメが時々現れますし、カメなどが産卵の時期にやってくる場所としても有名です。泳ぐならライフセービングフラッグ(Life Saving Flag)が立っている安全地帯で泳いでください。

マンリーで行われるイベント
マンリーの魅力はビーチだけではありません。
リゾート感満載のマンリーならではのイベントがあります。
マンリージャズ (Manly Jazz)
マンリーがジャズで包まれる毎年9月に行われるイベント、マンリージャズです。
今年(2023年)は、9月22日(金曜日)~24日(日曜日)の3日間開催予定です。
コルソ、マンリービーチフロント、その周辺の通りや路地でこのジャズフェスティバルで盛り上がります。
このマンリージャズでは、マンリーパビリオン、ホテルステイン、ヘリングルーム、ガーフィッシュ、バートロピックなど、多くの地元のバーやレストランがステージを提供しています。それと同時に、特別料理やスペシャルドリンクも提供します。
マンリーマーケット Manly Market

ここマンリーでもマーケットが開催されています。
開催日時は、毎週土曜日と日曜日。
9月から4月のサマータイム(Daylight Saving)期間中は午前9時から午後5時まで。
5月から8月の季節が秋冬の時は午前9時から午後4:30分まで。

*コロナ規制はありませんが、体調不良や気分が優れない場合はイベントは遠慮した方が良いかもしれません。
マンリーを楽しむ為の注意点
リゾート感満載のマンリーに来て、気分が落ち込むようなことは避けたいものです。注意しておくべき点をまとめました。
荷物
ビーチやマンリーワーフで荷物を預けれそうな場所や設備は今回見つけれませんでした。なのでマンリーに来るのであれば必要なモノ以外持って来ないこと。貴重品は手放さないようにしてください。
エボシ

正式名はカツオノエボシ。電気クラゲの俗称があるようにきわめて強い毒性を持ち、これに刺されると最悪の場合は死に至る。カツオの群れとともに目撃されることが多いことが和名の由来だそうだ。ちなみに英語ではポーチュギーズ・マン・オブ・ワー(ポルトガルの戦艦の意)と呼ばれている。
コトバンクより引用
エボシは普通にビーチにいます。気をつけてください。
日焼け止め対策
シドニーの夏の紫外線は強烈です。街中やなんでもない場所でも対策を練っておかないと大変です。それがビーチです。遮ってくれるものはありません。日焼け止めクリームは常備しておき数時間事にしっかり塗ってください。
夏に限らずどの季節でもビーチに行くのであれば日焼け止め対策は必修です。
各種アクティビティ
マンリーは他にもいくつかのアクティビティを楽しめます。
マンリーサーフスクール (Manly Surf School)
マンリーサーフスクール(Manly Surf School)はビーチの北端の方にあるノースステインサーフライフセイビングクラブにあります。
その他のサーフィンスクール
マンリーには他にもサーフィンスクールがあるので、事前に予約しておくと必要道具を借りたり、レッスンを受けたりすることができます。初心者や子供向けのレッスンもあるので、親子でも楽しれます。
マンリーはサーファーにとって人気のスポットです。だからといって経験あるサーファー以外がサーフィンを楽しんではいけない訳ではありません。誰もがサーフィンを楽しめれます。
割引サイト
マンリーでのサーフィンは人気です。
なので割引サイトからもレッスンやツアーがあります。
グルーポン(Groupon)でもサーフィンです。

アドレナリン(Adrenaline)からも


カヤック (Kayak)

このマンリーカヤックセンターは、1990年に設立されており、ミニカヤックツアー、カヤックやボートの貸出、カヤックレッスン等行っています。自分で操縦するカヤックに乗りマンリー沖からシドニーハーバーやシドニー湾の景色を見るのもマンリーならではです。
マンリーカヤックセンター以外でもカヤックレッスンやツアーがあります。こうやって見るだけでもマンリーでのカヤックの人気の高さが伺えます。



シュノーケリング (Snorkeling)
マンリーで波と戯れたり、家族、友人たちとビーチで過ごすのも良いですが、シュノーケリングでマンリーの海を探索するのも悪くないです。



綺麗なマンリーの海の中を体感してみてください。
ゴルフ
ゴルフコースがあります。ワリンガゴルフクラブです。
シドニーから車で30分以内、マンリーから5分の場所にあります。
やりがいのある18ホールコースで、手入れが行き届いていて歩きやすいコースでもあります。
住所 Cnr Condamine St & Kentwell Rd,North Manly, NSW 2100
電話番号 9905 1326
他に何がある?
マンリーで他に何があるのでしょうか?
ノースヘッド (North Head Sanctuary)
シドニー有数の絶景ポイントである「ノースヘッド(North Head Sanctuary)」、ここではトレッキングが楽しめれます。
マンリー周辺のビーチや住宅街を抜けトレッキングコースを通りノースヘッドに向かいます。舗装されている道が多いので歩きやすいスニーカーでトレッキングを楽しんでください。
宿泊施設
リゾート感満載のマンリーに何日か滞在するのも有りだと思います。
マンリー周辺のホテルをご紹介します。
YHA

YHAはバックパッカーの味方ですが、このYHAは雰囲気良すぎです。
Quest Manly

マンリーワーフ目の前にあるホテルです。フェリーにもすぐに乗れるのでシドニー中心地へも楽に行けます。
住所 54A West Esplanade, Manly
Stoke Beach House

このホテルは、マンリーワーフとマンリービーチの間にあり大変便利です。
住所 24-28 Raglan St Manly NSW 2095
The Ryokan – Beachfront Zen Living
マンリービーチから300メートルしか離れていないところにある旅館 The Ryokan です。
Japanese Roomと銘打っている部屋があります。
住所 25-27 South Steyne Manly
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タロンガ動物園 (Taronga Zoo)
サーキュラーキーからフェリーで12分ほどのところにあるこの動物園。100年以上の歴史が有り、350種以上約4000頭の動物を飼育しています。なので、オーストラリアならではのコアラやカンガルーはもちろん居ますしミーアキャットなど珍しい動物も見ることが出来たり、様々なショーを楽しむことができます。


まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回、私たち家族でマンリーを訪れました。マンリービーチにリトルマンリービーチと2つのビーチを楽しみつつ、コルソ(Corso)をぶらぶらしました。
並木路がある長いビーチ。大きな波がおしよせてサーファーを魅了しているマンリービーチ。その周りにある大小さまざまなビーチも個々に違いを見せ飽きることがありません。
家族、友人、カップル等、誰にでもオススメできる場所。
シドニー中心部からちょっと離れただけなのにリゾート気分を味わえるところ。
それがマンリーです。
シドニーに居るのであれば訪れるべき場所のひとつであると思います。