こんばんは、シドニーマンです。
お月様は満ち欠けを繰り返し約ひと月に1度満月になります。
そのお月様も地球との距離で実は見える大きさが違っているのです。2022年7月14日(木曜日)に見えるお月様は今年の満月の中で地球に一番近くなり大きく見えます。
スーパームーンです。
実はその年で1番大きく見える満月の事をスーパームーンと呼びます。
ちなみにその満月も毎月違う呼び名で呼ばれています。
スーパームーン Super Moonとは?

スーパームーン(Super Moon)とは、その年に見える満月の中で「1番大きな満月」の事をいいます。
満月に限らず毎日見える月の大きさや見え方は地球と月との距離に関係をしており、この地球と月との距離が近ければ近いほど大きく見えます。
また、この距離は月の公転に関係しています。
*公転とは月が決められた道筋に沿って地球の周りを回る現象で、そのルートは楕円形になっています。
ちなみに満月が地球に1番近づいた状態がスーパームーン(Super Moon)ですが、反対に1番遠い位置にある状態は、マイクロムーン(Micro Moon)と言います。
最も地球に接近した満月(スーパームーン)と最も遠い位置にある満月(マイクロムーン)を比べると、スーパームーンの方が直径で約14%大きく約30%も明るく見えるみたいです。
2020年4月のスーパームーンと2019年9月のマイクロムーンの比較の写真を見つけました。
左側のお月様が2020年4月のスーパームーンで、右側が2019年のマイクロムーンです。

またスーパームーンの周期は、だいたい400日前後で「1年に1回」見ることができます。
7月の満月の呼び名

夜空を見上げると満月は毎月見ること出来ます。その満月は毎月違った呼び名があります。
7月満月の呼び名は、
バックムーン Buck Moon
です。
このバック Buckとは、雄鹿のことを言います。雄のシカは毎年ツノが生え替わります。そのツノの生えてくる時期が7月なので、ネイティブアメリカンたちは7月の満月にこの名前を付けたそうです。満月の呼び名の由来にはネイティブアメリカンの生活様式が深く関わっています。毎年この時期雄鹿のツノが生え変わるその生命のルーティンからこの時期の満月をこう命名したとされています。
ほかには、7月は嵐が多発するため、サンダームーン Thunder Moonとも呼ばれていますし、7月が干し草の収穫時期でもあるのでヘイムーン Hay Moon とも呼ばれています。
他の満月の名前を見ても、その時期の自然の特徴を取り入れた名前になっています。
その他の満月の呼び名
毎月見ることが出来る満月の呼び名を調べてみました。
満月には月ごとに様々な呼び名があります。昔は今のようにカレンダーを見て生活するのではなく月の満ち欠けと共に生活してきました。その頃のネイティブアメリカンの生活様式を採り入れて各満月ごとの名が決められたと言われています。農作業や狩猟、季節の移り変わりなどを生活の目安にしていたことが各満月ごとの呼び名から想像できます。
1月 ウルフムーンWolf Moon(狼)
2月 スノームーンSnow Moon(雪)
3月 ワームムーンWorm Moon(芋虫)
4月 ピンクムーンPink Moon(桃色)
5月 フラワームーンFlower Moon(花)
6月 ストロベリームーンStrawberry Moon(苺)
7月 バックムーンBuck Moon(雄鹿)
8月 スタジェンムーンSturgeon Moon(チョウザメ)
9月 ハーベストムーンHarvest Moon(収穫)
10月 ハンターズムーンHunter’s Moon(狩猟)
11月 ビーバームーンBeaver Moon(ビーバー)
12月 コールドムーンCold Moon(寒)
いつ見れる
ではその7月の満月、バックムーン (Buck Moon)はいつシドニーで見れるのでしょうか?
2022年7月14日(木曜日)午前4時37分
この日です。早朝です。
さすがにこの時間起きているわけにはいかないと思いますので前日の夜空を見上げてみてはいかがでしょうか。晴れていれば満月が見れます。ですが天気予報ではこの日までほとんど雨です。
実はシドニーがあるニューサウスウェールズ州(NSW)は2022年6月末からずっと大雨が降り続いています。7月8日(金曜日)にやっと晴れ間が見えました。
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2022年7月の満月は他の月と何が違う?
ではタイトルにもあるように今月見る満月は何が特別、何が違うのでしょうか?
それは、
スーパームーン
です。
だから、7月の満月の呼び名がバックムーン(Buck Moon)なので、
スーパーバックムーン(Super Buck Moon)
になります。
スーパームーンは毎年見る事が出来る天体現象ですが毎年7月に見れる訳ではありません。2022年は7月14日(木曜日)に見ることができます。
お月様は決められた軌道で地球の周りを回っています。これを公転と言いますがこの公転がマルではなく楕円なのです。丸い地球の周りに楕円で公転するお月様。地球に近づいている時と離れている時があります。なので地球との距離が常に一定では無いのです。
毎年スーパームーンは現れますがこの公転の動きから毎年同じ月に見れる訳では無いのです。
2021年は6月25日(金曜日)
スーパーストロベリームーン (Super Strawberry Moon)
今年2022年は7月14日(木曜日)
スーパーバックムーン (Super Buck Moon)
来年2023年は8月31日(木曜日)
スーパースタジェンムーン(Super Sturgeon Moon)
毎年スーパームーン(Super Moon)が現れる月が違います。
その他の満月の呼び名
毎月現れる満月に呼び名が付いていますし、月と地球の距離によって見える大きさが違うことで、スーパームーンとかマイクロムーンといった呼び名があるお月様ですが他にも呼び名があります。
ブルームーン(Blue Moon)と、ブラッドムーン(Blood Moon)です。
ブルームーン Blue Moon
ブルームーン(Blue Moon)とは、その月で2度目に現れる満月のことです。
お月様はおよそ29.5日の周期があり、その周期によって月が満ち欠けし満月が現れます。その満月が現れるのが1ヵ月間に1度ですが、その周期が30日以下(29.5日)なのでごく稀にひと月に2回満月を見ることが出来る場合があります。
この現象は1~3年に1回ほどしか見られません。
ブラッドムーン Blood Moon
ブラッドムーン (Blood Moon)とは、皆既月食で月が赤銅色に見える現象の事をいいます。
皆既月食とは、月が地球の影に隠れるため赤銅色に見える現象の事をいいます。この現象には太陽、地球、月の位置が関係しており、それぞれが一直線に並んだ時に、太陽が地球を照らした影がそのまま月に落ちて月が隠れて暗くなります。そして月が赤銅色に見えるわけです。
皆既月食は、場所によっては見られない年もあれば、1年の間に2〜3回ほど見られる年もあるのが特徴です。
皆既月食の際、赤銅色に見えるお月様が、血(Blood)を思わせることから付けられた名前です。
皆既月食とは
皆既月食とは、月、地球、太陽が真っ直ぐに並び、地球が他の2つの天体の間に入る天体イベントです。地球が太陽と月の間に入るこの並びだと、地球は太陽から来るすべての太陽光を月に到達するのを防ぎます。そうなると月に届くのは地球の影だけになります。それによって月は赤銅色に見えます。
満月の時に月が空の太陽の真向かいにあるため、月食は満月の時のみ発生します。
皆既月食はいつ見れる?
ちなみに今年の皆既月食は2022年11月8日(火曜日)に見れます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
2022年7月14日(木曜日)に見ることが出来る満月はスーパームーン(Super Moon)です。
いつも夜空で輝いているお月様。時にはその魅力に浸ってみてはいかがでしょうか?
今年のスーパーバックムーン(Super Buck Moon)をお見逃しなく。
雨が降らないことを祈ります。