こんにちは、シドニーマンです。
私は20年以上シドニー飲食業界に携わってきました。もちろん今も現役で働いています。
ファインダイニングスタイル、居酒屋スタイル、セルフサービススタイル、カフェスタイルなど色んなタイプのレストランでキッチン業務に携わったり、ホール業務を行ったり、面接やスタッフ教育、マネージャー業務を行ったりしてきました。
これらの自分の経験から、シドニー飲食業界で仕事を見つけるために事前に準備しておいた方がスムーズにことが進む必修項目やアイテムをご紹介したいと思います。
シドニー飲食業界で働こうと考えている方必見です。
必修項目やアイテム

これらがシドニー飲食業界で仕事をするにあたって最低限必要な項目やアイテムです。
- 銀行口座
給料を受け取るために必要です
- TFN (Tax File Number)
オーストラリアで働けば当然税金を支払います。その処理のため、また新年度になればタックスリターン Tax Return(源泉徴収) で幾らか返金される為です。
- 住所
住所不定やいつまでも自分の住む場所が決まらないと仕事も決めにくいものです
- ビザに関して
有効期限や就労可能なビザなのか?
- レジュメ(履歴書)
これがないと面接に取り付けても相手に自分の事を分かって貰えません。
- 日本での職歴、資格
レストランの仕事に直接関係ないかもしれませんが、自分えおわかってもらうためと何が面接時に引っかかるか分かりません。レジュメ(履歴書)にしっかり記入しておいた方が良いと思います。
- RSA
シドニーにあるレストランではアルコール類を販売しているレストランと販売していないレストランがあります。
早目に取得しておけば、その分仕事の選択肢が増えることは間違いないです。

*これらの殆どの項目やアイテムは何もシドニー飲食業界での仕事に限りません。他の業種で仕事を探すにしても準備出来ていれば仕事探しはスムーズに行きます。ただしRSAの様にレストランのホールで働くための専門知識を要する資格はレストランで仕事を探す上で有れば強いアイテムです。
何故これらの項目やアイテムが必要なのか?
まずなぜこれらの項目やアイテムが必要なのか?
それは仕事を得るためだけではないからです。
シドニーで生活する上でも必要なモノだからです。
例えば、銀行口座。仕事に関して言えば給料は自分の銀行口座に直接入金されます。これがなければ給料を受け取れません。そして生活にも直結してきます。常に現金を持ち歩く訳にもいきませんよね。買い物しても現金を用意しなくても銀行カードから支払いできますし家賃(レント)の支払いもこれで済ませることが出来ますし、携帯電話の支払い銀行口座から直接引き落としてもらえればスムーズですよね。
ここからは1つ1つもう少し掘り下げて説明していきます。
銀行口座
先にも触れましたが、自分の銀行口座が無ければ仕事をしても給料を入金して貰えませんし、シドニーで生活する上でも自分の銀行口座を持っておくことは必要な項目のひとつです。入国したら早目に口座を開いておきましょう。
TFN (Tax File Number)
タックスファイルナンバー Tax File Number とは、オーストラリアで働き納税する際に必要となる番号です。
労働すれば税金を払うのはどの国でも同じです。その時にこのタックスファイルナンバーが必要になります。そして毎年7月になればオーストラリアは会計上、新年度を迎えます。新年度になればタックスリターン Tax Return(源泉徴収) をおこなえます。
こちらも早めに手続きを行ってください。自分のタックスファイルナンバー(TFN)が手元に届くまでに4-6週間はかかります。
住所
住所が決まらないとレジュメ(履歴書)にも書けないですし在留届にも記入できません。
仕事を探していても住処が決まらないと職場からどれくらい離れているのか?
電車、バス等の公共機関が夜遅くまであるのか?
知りようがありません。
レストランで働くということは、ディナー営業終了後片付けや次の日の準備をしてから帰宅します。帰宅が夜遅いです。住んでいるところが職場から遠いと帰宅にも余力を残しておかないといけません。しんどいです。
住所が決まらないと落ち着かないものです。
ビザ
ビザの種類、就労可能なビザを持っているか?ビザの有効期限はいつまであるか?ビザの有効期限が短いと雇いづらいモノです。
レジュメ
レジュメ(履歴書)の準備は当然です。日本語の履歴書と英語のレジュメは書き方も形式も違います。
ローカルのレストランやカフェで仕事を探すのであれば英語のレジュメが必要です。日本食レストランでの仕事を探すのであれば、日本語の履歴書でも大丈夫なところが多いです。
これは日本食レストランの場合、面接官が日本人である場合が多いからです。日本人の面接官であれば英語のレジュメでも日本語の履歴書でもどちらでも対応してくれますが、日本食レストランでもローカルの職場でも面接官が日本人でない場合があります。その場合、日本語の履歴書を面接時に提出しても難しいです。
RSA
シドニーでアルコール類をお客様に提供するレストランで働くためにはこの資格が必要です。
アルコール類の扱い方から、お客様への対応、また内輪のスタッフ同士での勤務時、勤務時間外のアルコール類への対応など、専門知識を教えてくれます。
Responsible Service of Alcohols
頭文字をとってRSAです。


日本での職歴
日本で飲食業界で働いた事があるのであればレジュメ(履歴書)に記入しておきましょう。働いていた期間とやってきた仕事の内容も明記していれば、面接官の目に止まりやすいです。
また飲食業以外の職歴でも明記しておいた方が良いです。社会人経験が有る無いでも違います。
敢えて付け加えるのであれば

ここでは敢えて付け加えていたら良いアピールになる事柄についてです。
それは、動機です。
何故そのレストランで働きたいのか?
出来れば動機を詳しく明記しておいた方が面接時に感触を掴めます。ウソや大袈裟な事は書かない方が良いです。すぐにバレます。
在留届
在留届は、別に仕事探しとは関係ないですが、領事館に提出しておいた方が良いと思われます。
ここはシドニー、オーストラリアです。日本ではありません。
何があっても不思議ではありません。
そんな時在留届を提出しておけば日本にいる両親や友達に所在がわかり安心してもらえると思います。
何も難しい事をする訳でも、特別何かを用意しなければならない事でもありません。シドニー日本国総領事館が用意してある所定の書類に記入するだけです。

まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はシドニーでの仕事探しで必要な項目やアイテムを私の経験を元にまとめてみました。
今回の記事はあくまでもシドニーでのレストランでの仕事探し、目線をアルバイトに合わせて記事を作成しました。(日本食レストランに限らず、カフェであれ、日本食以外のローカルレストランで働くことを考えている場合も同じです。はじめに必要な項目とアイテムを用意しておくだけで好印象を相手に与えるものです。)
もしシドニーにあるレストランで正社員として働いてみたいとか、海外就職をと考えているのであれば、ちょっと違ってきます。