こんばんは、シドニーマンです。
自分への誕生日パーティー、友達や家族の誕生日パーティーなど様々ですが、日本とシドニー、やっぱり違う!これがシドニースタイルなのか!と思った事は何度もあり、カルチャーショックを受けたことを覚えています。
今回はそんなシドニースタイル、シドニーでの誕生日パーティー事情を書いていこうと思います。
主役が支払う!
日本だと友達や家族がレストランを予約したりサプライズを用意したりと準備をし盛り上げてくれますが、シドニースタイルは、誕生日を祝われる主役がレストランへの予約やその当日までのスケジュールを調整、準備します。
主催者として動きます。
自分の誕生日パーティーで友達や家族へサプライズを自分で準備、レストランへ自分の誕生日パーティーを自分で予約し自分が支払う訳です。
これがシドニースタイルです。こちらではこれが普通なのです。
これを聞いた時は衝撃を受けました。
自分の誕生日パーティーを自分で全て準備。
日本では考えられないことです。
私が以前働いていたレストランでも、誕生日の主役本人が何度もレストランに打ち合わせに来て準備している姿をよく見かけました。
実際、私自身もシドニーで友達になった人達の誕生日パーティーにお呼ばれして一銭(1ドル)も払わなかった事は何度もありました。
あと、パーティー参加者で主役にプレゼントをあげたい人はあげてますが、そうでないただ祝うだけ、ただ楽しむだけの特に何もしない人もいる訳です。
プレゼントをあげたければ、あげる。
そんな感じです。
ちなみにプレゼントを受け取った主役は、プレゼントをくれた人の目の前で開けて、プレゼントの感想を言うのがルールのようです。
“恥ずかしいから後でこっそり開いて”
は、こちらでは通用しません。プレゼントを受け取って、その人の前で開けて感想を言うという事は、他の参加者にもガッツリ見られると言う訳です。なのでプレゼントを渡そうと考えているのであれば、その辺も考慮していた方が良いと思います。
どこでパーティーを行う?
誕生日パーティーといってもそれを行う場所も色々あります。ピクニックや野外でバーベキューパーティーなんていうのは、いかにもオーストラリアです。
他には、ホームパーティーやレストラン貸し切りなどもよくある形です。
ピクニック、バーベキューパーティー

ピクニックやバーベキューパーティーは文句なしです。
室内ではなく屋外での誕生日パーティー。友達や家族、招待した人たちとピクニックで自分の誕生日を祝う。バーベキューを楽しみながら誕生日を祝う。天気が良ければ最高です!がもし天気がよくなくてもそこに行くまでの過程だとか、雨が降って普段のピクニックやバーベキューとは違う形になってしまっても、その方が楽しかったりするものです。いつまでもあの時の誕生日パーティー、面白かったね!と記憶に残ります。
レストラン

シドニースタイルでは、誕生日をレストラン貸し切りで盛大に祝う人もいれば、少人数で気の知れた家族や仲間達とささやかにお祝いする場合とそれぞれ主役に合わせた形です。
レストランによっては、食事を終えデザートを配膳する前にいきなり照明が落ちて定番曲、「ハッピーバースデートゥーユー」が店内中に流れ誕生日の人の前に運ばれるイベントがあります。
この場合よくあることですが、その時来店している無関係のお客さんも一緒にハッピーバースデーを歌い盛り上げてくれます。誕生日を祝ってくれるだけでもうれしいのにレストラン全体が祝ってくれるのはとても嬉しいことですし、皆さんノッテ盛り上げてくれる光景は日本ではまずないと思います。
しかしどのレストランでも誕生日サービスを行っているわけではありません。上記のようにハッピーバースデーを歌いお店全体で盛り上がるレストランもあれば、誕生日記念デザートをサービスしてくれるレストランがあったり、各お客さんが持参して自分たちのテーブルだけで盛り上がる、レストラン側は準備しない等、お店によって対応が違いますので誕生日をレストランで祝う事を考えている場合はレストランに事前に確認しておいた方が良いですね。

*レストランへのケーキの持ち込みに関してですが “Cakage” といい別途料金を設定しているレストランもありますし、何も請求しないレストランもあります。
ホームパーティー
誕生日パーティーを自宅で祝う。招待した友人や家族と素敵な時間を過ごす。気心知れた人達に囲まれての誕生日パーティー、嬉しいに決まってます。
まさに外国です。
バースデーカードの種類が豊富
この手のお祝いカードはスーパーマーケットやダラーショップなどでも普通にぎっしり並べられている事が多く、バースデーカードと言えどもその種類の多さにびっくりします。
普段の買い物の際に見ておけば、いざという時役に立ちます。
もちろんバースデーカードだけではなくクリスマスや他のカードも種類が豊富です。
21歳は実は特別な誕生日

日本では20歳の誕生日が法律上成人となるわけで特別感がありますが、オーストラリアでは成人扱いが18歳になります。ですがそれよりも21歳の方が重要なのです。
オーストラリアは現在18歳になると成人として扱われ選挙権、喫煙や飲酒が許可されております。実はそういった成人扱いになる年齢が1970年代以前は21歳からだったそうです。
なので今でもその名残りで21歳を盛大に祝う文化が続いているんだそうです。
主役がお子様の場合

誕生日を迎える主役が何もいい大人だけではありません。お子様も立派な主役です。
しかしお子様の誕生日パーティーをお子様自身でアレンジするのは難しいです。大人や両親の手助けが必要になります。それでも我が子の誕生日を無下にする両親はいません。お父さん、お母さんの頑張りどころです。
小学生の場合
我が娘が現在小学生2年生になり現地校に通っています。クラスメイトが15人ほどいます。なので何気にクラスメイトの誰かが誕生日だったりします。この場合、クラスメイト全員に(と担任の先生にも)プレゼントを用意していきます。放課後どこかで誕生日パーティーを行う訳には行かないので学校にいる時にクラスメイトで盛り上がるそうです。
昼休みにプレゼントをみんなに手渡しているようです。帰宅してから、
”今日は○○ちゃんの誕生日を祝ったの。だからこれを貰った”
と言って受け取ったプレゼントを出してきます。
お子様達は、
誰かの誕生日は学校で盛り上がれる。
自分の誕生日の時はクラスで主役。
自分の誕生日プレゼントは両親から受け取れる。
と思っているようです。
中学生以降は?
学校内でクラスメイトと盛り上がるのも小学生までのようで中学生ぐらいになればクラスメイト全員と誕生日パーティーを行いませんし誕生日プレゼントをあげません。気のあった友達だけで盛り上がるようです。
私の娘はまだ小学生ですが知り合いには中学生の子供がいたり、高校卒業している子供もいます。聞けば、皆さん中学生ぐらいからグッと変わるそうです。
親達の苦悩
子供を持つ親なら誰でも自分の子供は可愛いものです。自分の子供の誕生日プレゼントを選ぶのも親ならではの楽しみでもあり頭痛の種でもあります。自分の子供がまだ小学生ぐらいであれば、クラスメイト(担任の先生)にあげるプレゼントまで考えなければなりません。
私もここ数年娘の誕生日が近づいてくると、嫁様と家族会議を開いています。
昨年はキャンディー詰め合わせを作ったので今年はどうする❔
と言った感じです。
今娘は小学生。気がつけば中学生になってるかと思うとこれもあと数年なのかと寂しく感じるもので
す。
定番花のプレゼント
プレゼントに悩むのであれば、花のプレゼントはどうでしょうか?
定番ですが、受け取る側は嬉しくなるものです。

さらに
ホームパーティーやバーベキューバースデーパーティー以外にもシドニーならではのシドニースタイルの誕生日の祝い方楽しみ方があります。
シドニークルーズで祝おう!

オペラハウスがあるサーキュラーキーやロックス付近はシドニー湾に面していますし、普段からサーキュラーキーから多くにフェリーが運行しています。またオーストラリアデー(建国記念日、毎年1月26日)や毎年年末大晦日に行われるカウントダウン花火等に船の上から花火を堪能出来る特別船が用意されています。なのでバースデーをクルーズで祝うこともそこまで難しくないのがシドニーの特徴でもあります。


タロンガ動物園ではこんなイベントもありました。
数年前はシドニーの観光名所「タロンガ動物園 Taronga Zoo」では誕生日に訪れると入園料が1ドルになるキャンペーンを行っておりました。
通常49ドル(1ドル=70円として3430円相当)のタロンガ動物園の入園料が1ドル!!!しかし現在は残念ながらこのキャンペーンは行っておりません。
サイトでオリジナルソング
こちらのサイトでは、バースデーソングの曲調をいろいろ選べて、しかもその人の名前を曲の中に入れてオリジナルソングを作ってくれます。ロック調であったり、カントリー風であって、”ハッピバースデーディア、シドニーマン”と言った感じでお祝いソングを作ってくれます。

ハーバーブリッジの誕生日
シドニーの観光名所でもあり、ランドマーク的存在なシドニーハーバーブリッジは1932年3月19日に開通しており、その日が誕生日でもあります。つまりシドニーハーバーブリッジは今年90歳を迎えています。
食べログでも
食べログでもシドニーバースデーパーティーに関する特集ありました。


まとめ
いかがでしたでしょうか?
誕生日パーティーの祝い方が日本とシドニーでの随分違うと思いますが、シドニースタイルを楽しむこともこちらに居てこそと思えるものです。
これはこれで味わって見るとなかなか面白いものです。