こんばんは、シドニーマンです。
毎年2月14日といえば、バレンタインデー。
日本でもシドニーでもこの日は盛り上がりますが、それでもちょっと様子が違います。
今回はそんなシドニーでのバレンタインデーの過ごし方をご紹介致します。
バレンタインデー
2月14日は、バレンタインデー(英語では、Valentine’s Day)、または聖バレンタインデー(せいバレンタインデー)もしくは、セイントバレンタインデー(英語では、 St. Valentine’s Day)と言われ、キリスト教圏の祝いの日で、主に欧米で毎年この日はカップルが愛を祝う日とされています。
日本でのバレンタインデーは女性から勇気をもって意中の男性にチョコレートを渡し告白する日であり、既にカップルであればいつも以上にイチャついたり、シングル人にはチョット肩身の狭い日の様になっていますが、シドニー(オーストラリア)では他の西洋諸国と同じように男性からでも女性からでも自分の愛する人に感謝を示す日となっており、男性女性関係なくプレゼントを渡したり特別な食事を楽しんだりしてこの日を楽しみます。
日本ほどシングルの方が肩身が狭い思いをしないのも、嬉しい事です。
学校のクラスメイトや職場の同僚や上司に渡す日本にあるような義理チョコの習慣はありませんし、ホワイトデーの様なお返し文化もありません。
何故?この日がバレンタインデーなのか?
この日がなぜバレンタインデーなのか?気になって調べてみました。
ローマ帝国発祥説
バレンタインデーの歴史は、ローマ帝国の時代にさかのぼるとされる。
当時、ローマでは、2月14日は女神ユーノーの祝日だった。ユーノーはすべての神々の女王であり、家庭と結婚の神でもある。翌2月15日は、豊年を祈願する(清めの祭りでもある)ルペルカーリア祭の始まる日であった。当時若い男たちと女たちは生活が別だった。祭りの前日、女たちは紙に名前を書いた札を桶の中に入れることになっていた。翌日、男たちは桶から札を1枚ひいた。ひいた男と札の名の女は、祭りの間パートナーとして一緒にいることと定められていた。そして多くのパートナーたちはそのまま恋に落ち、そして結婚した。
ローマ帝国皇帝クラウディウス2世は、愛する人を故郷に残した兵士がいると士気が下がるという理由で、兵士たちの婚姻を禁止したと言われている。キリスト教の司祭だったウァレンティヌス(バレンタイン)は、婚姻を禁止されて嘆き悲しむ兵士たちを憐れみ、彼らのために内緒で結婚式を行っていたが、やがてその噂が皇帝の耳に入り、怒った皇帝は二度とそのような行為をしないようウァレンティヌスに命令した。しかし、ウァレンティヌスは毅然として皇帝の命令に屈しなかったため、最終的に彼は処刑されたとされる。彼の処刑の日は、ユーノーの祭日であり、ルペルカリア祭の前日である2月14日があえて選ばれた。ウァレンティヌスはルペルカリア祭に捧げる生贄とされたという。このためキリスト教徒にとっても、この日は祭日となり、恋人たちの日となったというのが一般論である。
元々269年にローマ皇帝の迫害下で殉教した「聖ウァレンティヌスに由来する記念日」だと、主に西方教会の広がる地域においてかつて伝えられていた。
この日、キリスト教圏では一般に恋人や家族など大切な人に贈り物をすることが習わしとなっている。
ウィキペディアより引用
この日がバレンタインデーになったにも理由があった訳です。
シドニーならではのバレンタインデーの過ごし方

ここでは、シドニーならではのバレンタインデーの過ごし方をご紹介致します。
毎年沢山のレストランがバレンタインデースペシャルメニューを考案しこの日を盛り上げてくれますし、趣のある雰囲気のロックスでも楽しめそうですし、バレンタインデークルーズではオペラハウスを見ながらの豪華な食事を楽しめます。
こうやって見てみるとまだまだコロナ禍でありますが、だいぶコロナ以前に近づいた感じです。
プレゼント
この日に自分の大切な人との関係を再確認したりや意中の人に自分の気持ちを伝えるためにプレゼントを贈ってみましょう。
赤いバラ
この日に赤いバラをプレゼントするのがシドニーでは主流です。ウールワースやコールスの様なスーパーマーケットでもバレンタインデー用のプレゼントとして店頭販売していますし、多くのフラワーショップでもバレンタインデー用として販売しています。
チョコレート
バレンタインデーといえばチョコレート、定番です。ただし日本のように女性から男性へのプレゼントとしてではなく男性からでもプレゼントします。
特にプレゼントを渡すことに慣れていない男性や、プレゼントを用意しサプライズを考えている男性は朝からソワソワです。
ロックス the Rocks
ロックスから夕陽とオペラハウスを見ながら大切な人との大切な食事。ロックス近くにあるシャングリラホテル Shangri-La Sydney にあるレストランからオペラハウス、サーキュラーキー、ロックスを眺めながらの優雅な食事。ロックスはこの時期、粋なイベントを用意してくれています。


キャプテンクック Captain Cook
多くのクルーズイベントを運営しているキャプテンクック。この日のためにランチバレンタインデークルーズや、ディナーバレンタインクルーズを用意してくれています。

レストランも準備しています。
シドニーには本当に各国の料理を楽しめるレストランが多いです。その中で自分のお気に入りレストランを見つけだすこともシドニーで生活する上でやっておきたいことの一つだと思います。
その自分のお気に入りのレストランがバレンタインデースペシャルメニューを発表していたとしたら、やっぱり行きたくなりますよね。
またこの日のスペシャルメニューはどれもそれなりの特別価格になりますが、どれも裏切らないと思います。
こちらにあるレストランがバレンタインデーメニューを打ち出している全てのレストランではありません。極ほんの一部をご紹介しています。




*バレンタインクルーズや当日のレストラン予約は難しい場合があります。計画を練っているのであれば早めに予約しておくことをお勧めします。
屋外シネマ
夏のこの時期は屋外シネマもポイントが高いです。
Westpac Open Air
Westpac Open Cinemaでは、CYRANOを上映します。
他にもムーンライトシネマ Moonlight Cinema やサンセットシネ Sunset Cinemaなどの 屋外シネマがありますが、バレンタインデーに映画を上映しているの、このWestpac Open Airのみです。
アンチバレンタインデー Anti Valentine’s Day
この日2月14日、バレンタインデーを気にしなければ別にどうってこともないのですが、それでも気にしてしまうヒトも当然います。
そんな人達も楽しめるイベント、その名もアンチバレンタインデー Anti Valentine’s Day 。
今年は、ニュータウンにある映画館 Dendy Newtown でクエンティン・タランティーノ監督の作品、キルビル1,2を2月14日午後6時30分から2月15日午前1時まで上映します。

2018年にも行われているこのイベント、アンチバレンタインデー。

この日を特別に思っていない人の場合
世の中がバレンタインデーと言っても、全く気にしていない人やシングルの人で特別に思っていない人もいます。また上記にあるアンチバレンタインデーイベントにも興味もない人もいます。
そういった方は完全に普段の日と同じルーティンで過ごします。
勿論それもありです。
なので日本のように独り身だからだとか、シングルだからだとか、恋人と別れたばかりだからだとか、義理チョコ貰えなかっただとか、そういったことに関して肩身が狭く感じることは無いのです。
マルディグラ Mardi Gras

毎年2月中旬頃から3月上旬頃にかけて行われる世界的LGBTQIのイベント、マルディグラ Mardi Gras。2022年は2月18日(金曜日)から3月6日(日曜日)までです。
敢えて14日(月曜日)にバレンタインデー記念を行わなくとも(行えなくても)その週末から世界的大騒ぎイベント、マルディグラ Mardi Gras に関するイベントがシドニーのあちこちで行われます。意中の人やパートナーと一緒にこのイベントに参加して盛り上がるのもアリです。勿論14日(月曜日)にもバレンタインデーで盛り上がり、18日(金曜日)からも盛り上がる。シドニーならではです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
日本にも日本ならではの独自のバレンタインデー文化があるように、シドニーにもクルーズを楽しむ。絶景を見ながらの食事を満喫。赤いバラを贈ってロマンティックに浸る。マルディグラで盛り上がる、気にしない等、独自の文化があります。
国や場所によって同じイベントでも捉え方や盛り上がり方が違うのが面白いですよね。
ちなみに日本語ではバレンタインデーですが英語になるとValentine’s Day バレンタインズデーとなります。

