こんにちは、シドニーマンです。
この時期、例年であれば数カ所の日本食レストランや日系グロッサリーストアが2022年お正月に向けてのおせち料理をプロモーションしている時期です。ですが今年はまだある新型コロナウイルスの影響でチョット事情が違います。
この時期シドニーで何が起こっている?
コロナウイルスワクチン接種率が90%以上になるニューサウスウェールズ州(NSW)。
コロナ規制も緩くなり、経済復興を目的としたDine & Discover Voucherも再開しているシドニーで何が起こっているのでしょうか?
それは、
海外から運輸されてくる荷物の仕分けが大変遅れている
のです。
おせち料理の材料を含め多くの食材やアイテムが海外から運輸されてくるシドニーです。港での搬送業務が大変です。
ですが長く続きすぎている人手不足で、その仕事に携わる作業員の数が足りません。1人一人に掛かる負担が多すぎるのです。
おかげで2021年9月頃からストライキが起きています。


新型コロナウイルスの影響で鎖国中のオーストラリア。
ワーキングホリデーや海外留学生が帰国するばかりで新規入国者が居ません。
どの業界も深刻な人手不足です。
深刻な人手不足
2020年3月下旬から鎖国が続いているオーストラリア。その多くの人口がシドニーがあるニューサウスウェールズ州に集まっています。人が多く集まっている分、人手不足はヒビキマス。
各方面、各業界で人手不足による被害が今も続いています。
レストランもそうです。
実際、私が働かせて頂いてるレストランも人手不足です。常にスタッフが足らない状況で仕事をしています。ローカル大学生が働いてくれていますが、皆さん同じ時期にテスト、アサイメントなどで休みます。
そうなると学校に行ってない社員の私に全てのシワ寄せが来ます。
どこがおせち料理を販売している?
例年であれば、
あのレストランのおせち料理はどうだ!
いや今年は、あっちのレストラン気合を入れたおせち料理を販売している!
いやいや、あの店の安定しているおせち料理は外せない!
等、この時期ならではの会話があるものなのに、今年は一向にありません。
何故?
それは、おせち料理に使う食材が確保しづらいからです。
日本食文化である、おせち料理。
これらに使われる食材の多くはオーストラリア国外から仕入れています。
先にも述べましたが港関係の仕事が大幅に遅れており、おせち料理の食材を手にすることが非常に難しいのが現状です。
それでもこのレストランは企業努力でおせち料理に近い形の新年を味わえる料理を提供してくれます。
エビス YEBISU bar&grill
それが、
祝い箱
です。
祝い箱と言っても、内容はおせち料理です。
2~4人前になり、お値段は$240.00
この祝い箱に含まれている料理は、
特選ちらし寿司、黒豆、数の子、田作り、紅白かまぼこ、伊達巻き、栗きんとん、昆布巻き、西京焼き、煮しめ、海老煮しめ、帆立真丈、たたきごぼう、スモークサーモン、鴨のロースト、ロブスター香味焼き、煮アワビ
(※当日の料理の内容はその時の仕入れ状況によって変更される場合があります)。
サスがです。
いくらニューサウスウェールズ州内のコロナが収まりつつあるとはいえ、オミクロンの出現や規制の突然の変更等、世の中が不安定な状態なのに、この料理を提供。これだけ頑張ってくれている日本食レストランがあるというのは大変嬉しいことです。
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どうやって注文する?
この祝い箱、どうやって注文すればよいのでしょうか?
今のところ、直接チャイナタウンにある店舗に電話で注文します。
Yebisu電話番号
(02)9211-3038
(※今後はホームページからも予約できるようになると思われる。)
どうやって受け取る?
チャイナタウンにある店舗に電話で注文する。ではどうやって受け取る?
シドニーにもuber eatsやdeliverooなどがありますが、それら宅配サービスと提携しているようではなく、直接店舗に取りに行く形です。
祝い箱だけに取りに行ける日は大晦日です。午前11時から午後6時の間です。支払い方法は、現金、クレジットカード、エフトポスと選べれます。(但し、クレジットカードで支払う場合は手数料を取られます。)
また、関連会社のマムズフードでも受け取れます。マムズフードはレーンコーブにあるのでノースショア方面の方には嬉しいですよね。こちらでは、大晦日午後12時から午後3時まで。支払い方法は現金のみ。
チャイナタウンにある店舗とレーンコーブにあるマムズフードで受け取りに行ける時間帯と支払い方法が異なりますので要確認です。
ヱビス・バー&グリル(Yebisu Bar & Grill, 55 Dixon St., Haymarket)大晦日12月31日(金曜日)午前11時から午後6時まで
マムズフード(Mum’s Food, 79 Mars Rd., Lane Cove West)大晦日12月31日(金曜日)午後12pmから午後3時まで
この祝い箱ですが、100箱分の予約を受けた時点で終了となりますのでオーダーするつもりであればお早めに!
そもそも正月がある?
お正月とか、正月三が日とか、そういった文化や風習は私の経験上、オーストラリアに感じた事は無いです。
オーストラリアの場合は、新年になってから、その年を祝うというより、その前日大晦日(ニューイヤーイブ)で元気にはっちゃけるようです。
勿論、元旦(New Year Day)は祝日ですが、私の感覚で言えば、
夏の暑い日の祝日、大晦日(ニューイヤーイブ)にはじけた自分をいたわる日
です。
1月2日が平日であれば、もう普通です。
お正月気分に浸る
年明けの余韻を味わう
といったことは皆無です。
元旦(New Year Day)は、前日の大晦日(New Year Eve)が盛り上がり、クリスマスは、前日のクリスマスイブまで静かで当日と次の日ボクシングデーで盛り上がります。
これもオーストラリア。
ちなみに2022年1月1日は土曜日です。
シドニーでは祝日、祭日が土曜日、日曜日になると次の週の月曜日が振替休日になります。なので、
2022年1月1日、土曜日。
2日、日曜日。
3日、月曜日。
この日が振替休日になります。
ある意味、来年は正月3が日です。

まとめ
いかがでしたでしょうか?
今年は6月26日(土曜日)から9月30日(木曜日)までの3ヶ月以上がロックダウンだったシドニー。
例年であれば沢山のレストランや日系グロッサリー店が新年を祝うためにおせち料理を私たちのために用意してくれるのですが、今年は大変難しいようです。
その影響が今もあり、様々な食材が届きません。その中チャイナタウンにあるエビスレストランは祝い箱を準備してくれます。
この企業努力はすごいと思います。
来年2022年は、皆様にとって希望の年になりますように。
Merry Christmas and A Happy New Year
from Sydney
来年も宜しくお願いします。