こんにちは、シドニーマンです。
シドニーがあるニューサウスウェールズ州は新たな一歩(new step)を歩み始めました。
それが、
10月11日(月曜日)からのコロナワクチン接種終了者(fully vaccinated people)への規制緩和
です。
この日に州政府の発表通り実行されました。
10月11日(月曜日)からの規制緩和とは?
この日から新型コロナウィルスワクチン接種終了者(fully vaccinated people)には規制緩和が実行されました。
その新型コロナウイルスワクチン接種終了者(fully vaccinated peoplel)のみを対象とした規制緩和がこちらです。
そしてこちらが2021年9月9日に発表したロードマップ(出口戦略)です。このロードマップ(出口戦略)を基に今シドニーは動いています。
20210909nsw.pdf (emb-japan.go.jp)
ワクチン接種率70%に達しましたので、このロードマップが適用されます。
接客業店舗、小売店舗、ジム等
【NSW 州】外出制限令の出口戦略(ロードマップ)の発表(ワクチン接種完了者対象)を引用
・接客業店舗(hospitality venues):屋内では4平方メートル規則、屋外では2平方メー
トル規則の適用を条件に、営業再開可。屋外での立ち飲み可。
ニューサウスウエールズ州はワクチン接種率70%を超えたため、このロードマップを基に規制緩和が進みました。
こちらはシドニー国日本総領事館から来たメールです。
1 NSW州政府は、州内のワクチン接種率が70%に到達したことを受けて、10月11日(月)以降の外出制限令解除に向けたロードマップについて、制限緩和内容の変更・追加を発表しました。以下の接種率70%、80%到達時の制限緩和はワクチン接種完了者(2回)のみが対象になります。2 以前に発表された接種率70%到達時の制限緩和内容に、以下の変更があります。
・他家庭訪問:12歳以下の子どもを除き、最大10人まで(以前の発表では5人まで)
・屋外空間:最大30人まで(以前の発表では20人まで)
・冠婚葬祭:最大100人まで(以前の発表では50人まで)
・屋内プールは水泳教室、リハビリ活動等のために再開。3 以前に発表された接種率80%到達時の制限緩和内容に、以下の変更があります。
・他家庭訪問:12歳以下の子どもを除き、最大20人まで(以前の発表では10人まで)
・屋外空間:最大50人まで(以前の発表では20人まで)
・チケット制かつ着席制で管理された行事への参加:最大3000人まで(以前の発表では500人まで)
・ナイトクラブは着席での飲酒のみを条件に、営業可(ダンスは不可)。
・オフィスビルではマスク着用が不要。4 学校での対面学習再開の予定は、以下のとおり前倒しになります。
(1)10月18日(月)以降-キンディ、1、12年生
(2)10月25日(月)以降-その他の学年全て(以前の発表では、3、4、5、7、8、9、10年生は11月8日より再開)5 ワクチンを一回接種したNSW州地方部(シドニー大都市圏、Blue Mountains地域、Wollongong地域、Central Coast地域及びShellharbour地域以外)の労働者は、10月11日(月)から職場に戻ることができ、2回目のワクチン接種を受けるために11月1日(月)まで猶予期間が与えられます。
6 10月11日(月)には外出制限令が解除され、感染懸念地域12市 (LGAs of concern)のリストはなくなります。
シドニー国日本総領事館からのメールを引用
飲食業界はどうなった?

待ちかねた外食を友達や仲間と一緒に楽しめる日です。
2021年9月9日に州政府が発表したロードマップ(出口戦略)を基に、この日2021年10月11日(月曜日)からニューサウスウェールズ州全域でカフェやレストラン等の飲食店で店内飲食が再開しました。
規制により新型コロナウイルスワクチン接種終了者(fully vaccinated people)のみが入店できソーシャルディスタンスを考慮した上で店内で食事を楽しめます。
この日は月曜日とはいえ、どのカフェもレストランも大忙しでした。
私が働いているレストランも11日(月曜日)以降、毎日が週末のような忙しさでした。
しかしまだ州政府の規制によりワクチン接種未終了者は店内で食事を楽しめません。座れません。できる事は持ち帰り(Takeaway)のみです。
どうやってワクチン接種終了者を見分ける?

見た目では選別しようがないワクチン接種終了者と未終了者。どうやって見分けているのでしょうか?
それは、
ワクチンパスポート(digital certificate)
こちらを確認しています。上の写真がそれに当たります。
もうひとパターンあります。

こちらを入店される全てのお客様に確認しています。
つまり、カフェやレストランに行った際、お店が用意しているQRコードを読み取ってチェックインを済ませます。その後店員が店内飲食(eat-in)なのか、持ち帰り(Takeaway)なのかを一人ひとり確認します。
店内飲食を希望するのであれば、そこでワクチンパスポート(digital certificate)の提示を求められます。お客様一人ひとり確認されそれが済んでやっと席につけます。
一人ひとりです。
私が働いているレストランでも同じです。入店時お客様一人ひとりQRコードを読み取ってもらい、それを確認してからワクチンパスポート(digital certificate)を確認しています。
席につくまで手順が多くチョット時間がかかります。
ですのでズルをして入店できません。
しかし結構皆さん素直に対応してくれます。
そりゃそうです。レストランに来て目の前に席があり、他のお客様は食事を楽しんでいる。ここで幾らゴネても入店出来ないモノはできません。ゴネるだけ損です。
今後はどうなる?
今後はどうなっていくのでしょうか?
11月から、ニューサウスウエールズ州(NSW)は海外からのワクチン接種済み旅行者の隔離を免除する措置をとると発表しました。
いまのところ、ニューサウスウエールズ州(NSW)と国内の他州準州は州境を閉ざしています。
12月には、経済措置として、Dine&Discover Voucherの追加発行も決定しております。間違いなく12月クリスマス商戦を意識しての対応でしょう。
Disaster Payment も条件が変わっています。
州政府が実行している救済措置であるDisaster Paymentは、ニューサウスウェールズ州に居るのであれば受け取れます。新型コロナウイルスの影響でロックダウンが始まり仕事にいけなくなった人達や労働時間が少なくなった人達が対象者で、支給額に違いがありますが1週間に働けなくなった労働時間に対して州政府から個人に直接この金額を受け取れます。
しかし、この救済措置も終わりを告げようとしています。ニューサウスウェールズ州での16歳以上の人達のワクチン接種率が80%に達した場合、2週間にわたって支給額が減少していき終了します。
ワクチン接種率が80%に達した最初の週、Disaster Payment支払い額は、8時間以上または1日以上の作業を失った場合、一律$450.00の支払いになります。(それ以前は条件次第ですが、最大$750.00まで受け取れていました。)
第2週では、8時間以上または1日の作業を失った場合、Disaster Payment支払い額は一律$320.00になります。
第3周目は、ありません。終わりです。
今回の救済措置 Disaster Paymentも終わろうとしています。
他にもこんな記事を見つけました。
こちらでは、ワクチン接種率が80%を超えなければシドニー大都市圏(Greater Sydney)内にいる人達はその地域から旅行などの理由でそれ以外のニューサウスウェールズ州地域に行くことが出来ないとあります。
こちらでは、来年6月末まで期間が延長されているDine & Discover Voucherが今年12月に新たに受け取れるような事がトピックになってます。
何の前振りもなしに規制を変えて進むNSW州政府です。今後の動きには注目しておいたほうが良い感じです。
現在のワクチン接種状況
searviceNSWが公式に発表しているニューサウスウェールズ州コロナワクチン状況です。

こちらはNSW Health のツイッターです。

上の9newsの記事では、ワクチン接種率が80%を超えなければシドニー大都市圏(Greater Sydney)内にいる人達はその地域から旅行などの理由でそれ以外のニューサウスウェールズ州地域に行くことが出来ないとありますが、NSW Health ツイッターで10月16日(土曜日)には78.8%(second dose in 16+ NSW population)に達しています。80%越えもすぐそこです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
10月11日(月曜日)よりコロナワクチン接種終了者(fully vaccinated people)は規制緩和とはいえだいぶ自由を手に入れている(New Step)感があります。
皆さん今まで我慢していた分、先週は弾けちゃってる感があり私が働いているレストランも毎日忙しいかったです。
シドニー外食業界も新たな一歩を踏み出しました。
16日付のNSW Healthツイッターでも公表していますがこの時点でワクチン接種率が78.8%です。ワクチン接種率が80%を超えるのもすぐです。
そうなるとDisaster Paymentも終わるでしょうし、新たな動きが出てくると思います。
これから良い方向に向いてくれる事と、2022年が希望に満ちた年になる事を願います。