こんばんは、シドニーマンです。
毎年シドニーの大晦日から年明けにかけては国際的にも有名な年越しカウントダウン花火が上がります。
例年ならこの花火を見るために世界中から人が押し寄せ9月頃から先行予約として、この花火を見ながらロックスやサーキュラーキーでの豪華なディナー、シドニー湾カウントダウン花火観覧クルーズ、各ホテルなどの宿泊施設も花火が見える部屋はこのイベントを全面に打ち出してキャンペーンをするなどシドニー自体が年越し年明けに向けてせわしくなっていきます。
ですが、今年は昨年同様新型コロナウイルスの影響でカナリ事情が違います。
*シドニーでは大晦日の事をニューイヤーイブ (New Year Eve)と言い、NYEと略して表記されることが普通です。
カウントダウン花火とは
毎年末シドニー市を挙げての恒例年越し大イベントです。
大晦日(ニューイヤーイブ NYE)午後9時に1回目の花火が打ち上げられ、年明けの雰囲気を演出してくれます。
そして10,9,8,、、と大晦日(ニューイヤーイブ NYE)午後11時59分50秒からカウントダウンが始まります。このときはテレビでも生中継されているのでライブカウントダウンが始まりますし、屋外に見に行っていたとして、どの場所でも皆さん声をそろえてカウントダウンを始めます。
シドニー全体が年明けに向けてのカウントダウンで一つになります。
そして年が明け新年になった瞬間、約20分間連続で花火が打ち上げられます。
その規模が壮大で、ハーバーブリッジがあるロックス、オペラハウスがあるサーキュラーキー、様々なイベントが行われる予定のダーリングハーバー等で一斉に花火が上がります。
例年とココが違う
新型コロナウイルス発生前とはどれだけ状況が違うのでしょうか?
例年であれば、10月頃からこの年越しイベントを楽しむために世界中から人々が押し寄せてきますし、オーストラリア国内中に散らばっているワーキングホリデーの方々はシドニー目掛けて移動してきます。ですのでホテルなどの宿泊施設は年末に向けての特別料金(高くなります)に変更されていたり、シェアハウスやシェアメイトを募集しているフラットなどは毎年10月上旬ごろには年明けまで埋まっていきます。この時期から年明けまで宿泊施設が足りないのも年末のシドニーを表している様子でもあります。
例年であれば物凄い人が押し寄せてきます。 そして当日はそのすごい人でシドニー市内中心部はごった返します。
私も経験ありますが、大晦日のシドニー市内中心部は何処にこれだけの人が隠れていたの?なんでこんなに人が居るの?!と思うぐらい想像を超えた人の群れが在ります。
2021年9月現在のシドニーでの生活はコロナ発生前とは確実に違い、新型コロナウイルスの影響で厳しい規制を日常から受けつつ過ごしています。
コロナ過でありロックダウンの現在、屋内屋外で行なうイベントに対しても規制があり集会やイベントを行う事が難しいのです。そうなるとこのイベントはどれだけ規模を縮小しなければならないことでしょうか。
今のシドニーコロナ規制はこちらから確認できます。

2020年の場合
昨年2020年も新型コロナウイルスの影響はありました。
大晦日当日シドニー市内のいたるところで入場制限が掛かり、serviceNSWでアカウントを作成し入場の際チェックされていました。この日にシドニー市内で花火を観覧しながら食事を楽しもうとレストランに予約していても、serviceNSWのアカウントを作成していなかったが為に市内に入れず予約が台無しになってしまったケースや、serviceNSWでアカウントを作成していても入場制限があるので遅い時間に行きシドニー市内に入れなかった人たちが出たりなど、コロナ規制に振り回されている状況が発生しました。当然すべてが自己責任ですので大晦日(ニューイヤーイブ NYE)楽しむためにレストランを予約してもシドニー市内に入れなければキャンセル料が発生してしまうケースも起きました。
そして、当日花火は上がりましたが、大晦日午後9時から上がる花火はキャンセル、年越しに上がる花火も規模が縮小されました。
2021年大晦日(ニューイヤーイブ NYE)はどうなる?
今年の大晦日はどうなるのでしょうか?
2021年大晦日については今のところ何も州政府から公式発表されていません。
シドニーでは8月28日(土曜日)から連日のコロナ新規感染者数1,000人越えが続いている為、 ニューサウスウェールズ州政府は新型コロナウイルス鎮圧のために大忙しです。
現状が2021年11月頃まで続く、もしくは新規感染者だけでなく重症化した方が激増するなど被害が増加すれば、このイベントを行うこと自体が大変難しくなるのが見えています。
観光大国であるオーストラリアの年越し目玉イベントが行われないことになれば、今年の方が規制が厳しい分、国外から人を呼べない昨年よりも更に大きな痛手を受けることも見えています。
ここからは私の個人的見解ですが、コロナ発生前であれば人数制限や規制が無いためシドニー市内で密になっても問題ないですし、至るところから花火を楽しめます。またローカルだけが知っている幾つかある花火絶景ポイントでの年越しはまた格別です。
ですが2021年から2022年にかけての年越し花火イベントは、蜜を避ける為昨年と同様もしくはそれ以上の人数制限が定められるか、更に厳しい規制が発表されるか、これからのシドニーの状況次第ですが最悪の場合今年は中止になるかも。。。と考えてしまいます。
現にシドニー冬の一大イベントであるビビッドシドニー(VIVID SYDNEY)は、2020年、2021年と2年連続で中止されました。
ビビッドシドニーの公式ホームページでは既に2022年の開催期間を発表しています。
2022年は、5月27日(金曜日)から6月18日(土曜日)です。
大晦日花火関連イベント
大晦日は、シドニー市にとって年を跨いでの大きなイベント日です。イベントは、カウントダウン花火だけではありません。色々なイベントがあります。
カウントダウンクルーズ
大晦日、ダーリングハーバーにあるキングワーフ (King Wharf)や、オペラハウスがあるサーキュラーキーからクルーズ規模に合わせての豪華な船が運行されます。クルーズ船上からカウントダウン花火を見るシドニー湾特別クルーズが毎年運行されます。
sydneyharbournyecruises

このsydneyharbournyecruises.comのサイトに行けば動画があります。その動画2分50秒ありますが、2分ごろからカウントダウン花火が上がります。シドニー湾に浮かぶ船の上からの映像で壮大です。おひとり様$445から$1200と6パターンの大晦日ニューイヤーイブ NYEクルーズが用意されています。
sydney new years eve cruise
こちらも同じく大晦日花火クルーズです。所要時間が6時間45分から7時間15分と長丁場ですが、豪華船に乗りシドニー湾を楽しみ、ディナー、カウントダウン花火と時間が過ぎていきます。お値段も今なら$950が$660になっていたり、$1100から割り引かれ$770となっていたり、とお得です。
Captain Cook Cruises

シドニークルーズと言えば、この会社キャプテンクッククルーズ Captain Cook Cruises。
大晦日シドニー湾クルーズのみならず、クリスマスクルーズも既に用意されています。
さすが。。。
大晦日特別ディナー
例年であれば、この日に合わせて特別メニューが発表され予約を受け付け始めます。
しかしシドニーは9月30日(木曜日)までロックダウン。
このロックダウンが各レストランにどれだけ影響が出るのか?
計り知れないです。
ちなみに、9月5日(日曜日)はオーストラリアの父の日でしたが、ロックダウン最中です。多くのレストランが父の日スペシャルを見合わせていました。
こちらのサイト opentalbeでは、日にち、時間を設定でき、希望のレストランを予約できます。
席を予約しておくだけなら、よいのではないでしょうか?
下記のリンクは2021年12月31日(大晦日)の予約状況です。
おせち料理
お正月と言えば、私達日本人にとってはおせち料理は外せません。
シドニーでもおせち料理を楽しめます。
コロナ前であれば、あそこの日本食レストランでは今年こんなおせち料理を作る。あの日本食レストランではあんなおせち料理を準備している。。。そんな声が聞こえてくるのですが、昨年よりも厳しい規制が敷かれているシドニー。9月30日(木曜日)にロックダウンが解除されたとしても、それからどれだけ準備できるのでしょうか。
2020年、2019年とシドニーでおせち料理を販売していた場所としてご紹介しているアーターモンにある姉川商店Anegawaと、チャイナタウンにあるエビス Yebisu Grill&Bar。
シドニー飲食業界に携わっている私がこんな事を書いては無責任かもしれませんが、コロナに負けず是非今年も販売して欲しいと思うのです。

まとめ
今はまだ9月です。
今月いっぱいシドニーはロックダウンですが、ニューサウスウェールズ州政府は10月25日(月曜日)から学校を学年ごとに再開させると発表しております。
コロナ有りきでのカウントダウン花火、大晦日特別メニューの発表、花火を見終わってのおせち料理。そして日常。。。
もうコロナ有りきで何事も進めていくようきがします。
今後ニューサウスウェールズ州政府もしくはオーストラリア政府がどの様な発表を突然してくるか分かりませんが、それに合わせての対応を強いられるのは覚悟しておくべき事だと心の準備はしておいたほうが良いと思います。
それでも希望を持つために新年年明けの花火は行ってほしいものです。