こんばんは、シドニーマンです。
ロックダウンが2021年6月26日(金曜日)から始まり2021年7月下旬に8月27日(金曜日)深夜まで延期されているシドニーですが、新型コロナウイルスワクチン接種は地味にですが進んでいます。
オーストラリアのワクチン接種状況
オーストラリアでは、新型コロナウイルスのワクチン接種を希望する場合、無料でワクチン接種を受けることが可能となっています。
その接種に際し、5つのグループ(フェーズ1a,フェーズ1b、フェーズ2a,フェーズ2b,フェーズ3)に別けられます。
新型コロナウイルスのワクチン接種に際し、自分自身がどのフェーズに当てはまるか、また接種時期はいつ頃になるか、下記の「Vaccine Eligibility Checker」にて確認が可能です。
Vaccine Eligibility Checker(ワクチン適合チェック)
ワクチン接種のグループ内訳
新型コロナウイルスワクチン接種が5つのグループに分けられています。内訳は下記のとおりです。
フェーズ 1a(Phase 1a)
- 検疫・出入国管理職員
- 最前線医療従事者(呼吸器クリック及びCOVID-19検査場職員、救急隊員・救急救命士、ICU・救急病棟職員、臨床・補助職員等)
- 高齢者・身障者介護職員
- 高齢者・身障者介護施設入居者
また、新型コロナウイルスのワクチン接種に関する限り、高齢者介護施設で定期的に奉仕するボランティアスタッフは、職員と同等に見なされ、グループ1aとしてワクチン接種を受けることが可能となっています。
接種時期: 2021年2月22日から4月まで
フェーズ 1b(Phase 1b)
- 70歳以上の人
- 上記(グループ1a)以外の医療従事者
- アボリジニ及びトーレス海峡諸島人の成人へのワクチン接種開始
- 既往症を有する人(身障者を含む)
- 危険度の高い重要業務(国防、警察、消防、災害対策、食肉処理等)に従事する人
接種時期: 2021年3月初めから4月終わり頃 → 3月22日より開始
フェーズ 2a(Phase 2a)
- 50歳以上の人
- アボリジニおよびトーレス海峡諸島人の成人へのワクチン接種継続
- その他の重要・高リスク業務従事者
接種時期: 2021年5月から6月終わり頃 → 5月3日より開始
フェーズ2b(Phase 2b)
- 上記以外の成人
- これまでのフェーズの対象者で未接種の人
接種時期予定: 2021年6月終わりから7月初めに接種開始。
現在ここです
フェーズ3(Phase 3)
- 未成年者(推奨される場合)
接種時期予定:2021年 9月初めから11月初め頃
オーストラリアで承認されているワクチンの種類
オーストラリアにおける新型コロナウイルスのワクチンは、医薬品規制当局である薬品・医薬品行政局(TGA)が、新型コロナウイルス・ワクチン候補を厳格な基準で検査し、安全で効果的なワクチンのみが承認されています。
2021年2月の時点では、オーストラリアで承認されている新型コロナウイルスのワクチンは、
- Pfizer/BioNTech(米製薬大手ファイザーと独ビオンテックの共同開発ワクチン)
- University of Oxford/AstraZeneca(英オックスフォード大学と英製薬大手アストラゼネカの共同開発ワクチン)
となっています。
オーストラリアにいる人々は、英製薬大手アストラゼネカ(AstraZeneca)と米製薬大手ファイザー(Pfizer)のワクチンを接種することになります。
誰がオーストラリアで新型コロナウイルスワクチンを接種できる?
オーストラリアが容認している2種類の新型コロナウイルスワクチン。アストラゼネカとファイザー。誰がこれらのワクチンを接種できるのでしょうか?
オーストラリアでは新型コロナウイルスワクチンの接種は、誰でも無料で可能です。
オーストラリア国民では無い人、永住権を持っていない人、オーストラリアの保健システムMedicareカードを持っていない人、また海外旅行者、留学生、移民、難民等、誰であろうと無料で接種が可能です。
オーストラリア政府の新型コロナワクチン接種による情報は、オーストラリアが移民国家であることを反映して、各言語で情報の発信が行われています。
こちらは日本語版です。
シドニーでワクチン接種を受けられる場所

シドニーがあるニューサウスウェールズ州の何処で新型コロナウイルスワクチンの接種が受けれるのでしょうか?
オリンピックパークワクチン接種会場
シドニー郊外ホームブッシュにあるオリンピックパークでワクチン接種出来ます。予約もこちらのサイトから出来ますし、自分が何処のフェーズに属しているかも確認することが出来ます。
Address : 5 Australia Avenue Sydney Olympic Park
Opening Hours : 月曜日から金曜日 午後2時から午後8時。土曜日は午前8時から午後2時まで。日曜日はお休みです。
一般医 GP(General Practices)
一般医(GP)は、何処のサバーブにも数か所あります。住んでいるサバーブにも必ずあるので、こちらのサイトで近くの一般医(GP)がワクチン接種を行っているかわかります。また掛かりつけの一般医(GP)があるのであればそこに尋ねてみましょう。
一般医(GP)での接種は「フェーズ1b Phase 1b」から開始予定となっています。上記のグループ内訳にもありますが 、「フェーズ1b Phase 1b」は2021年3月初めごろから4月。 この時期は参加する一般医(GP)の数は少なかったですが、 既にワクチン接種が始まって数か月経ちフェーズも進んでおります。現在は「フェーズ2b Phase 2b」です。 多くの一般医(GP)がワクチン接種を行っています。
Chemist 薬局
何処のサバーブにもある薬局 Chemistでワクチン接種が可能になってます。
これら新型コロナウイルスワクチン接種が出来る薬局は既にインフルエンザワクチン接種の実績があるところばかりです。安心かもしれません。
近くの一般医(GP)同様に、行きつけの薬局でもワクチン接種が受けられる状態です。
こちらのサイトからは、サバーブもしくは郵便番号を入力すれば、その地域でワクチン接種をしている一般医(GP)や薬局(Chemist)がわかります。その他に、ワクチンの種類も表示されているので、納得いく方のワクチンで予約が取れます。
アボリジニ、トーレス海峡島民の地域管理保健サービス施設
アボリジニとトーレス海峡島民の地域管理保健サービス(ACCHS)の殆どの施設がワクチン接種プログラムに参加ています。
ACCHSは、アボリジニとトーレス海峡島民はもちろん、それ以外の近隣地域社会の他の人々にもワクチン接種を実施ています。
オーストラリアでのワクチン接種は任意
オーストラリアにおいて、新型コロナウイルスのワクチン接種は任意です。義務でも強制でもありません。ワクチンを接種する、接種しないは個人の判断にゆだねられています。
ワクチン接種の証明書は発行されるの?
オーストラリア連邦政府は、新型コロナウイルスワクチン接種の促進プログラムのひとつとして、ワクチン接種のデジタル証明書がスマホのアプリでダウンロード及び表示できることを発表しております。
それが、
です。
スマホアプリ、「The Express Plus Medicare」、又はMyGovアカウントにはワクチン接種のデジタル証明書が保存出来るようになっており、ワクチン接種の証明書が必要な場合にはこれらを利用してください。
この新型コロナウイルスのワクチン接種デジタル証明書は、高齢者介護施設や病院など高リスクの職場で働く場合必要ですし、オーストラリア国内他州への移動の際、必要になる事が見えています。また、鎖国が解かれ国境が回復しオーストラリアから出入国が出来るようなった場合、重要な役割を果たすことにもなります。大切です。
オーストリア連邦政府発表による新型コロナウイルス及び新型コロナウイルスワクチンに関する情報
新型コロナウイルスや新型コロナウイルスワクチンに関する情報は、メィデアやインターネット等で、日々発信されておりますが様々な情報、噂が蔓延しています。
正しい情報やうれしくなる情報なら良いですが、そうでない情報や噂、悪意がちりばめられている情報があっても、どれが正しいのか判断しかねる場合が多いです。それらの情報や噂に対し、オーストリア連邦政府では多くの言語に対応しており、「コロナウイルス(COVID-19)に関する正しい情報と誤情報」を発表しております。
オーストリア連邦政府発表のこれらの情報を確認するようにしましょう。
オーストリア連邦政府発表・コロナウイルス(COVID-19)に関する正しい情報と誤情報(日本語版)
ニューサウスウェールズ州政府発表による新型コロナウイルス及び新型コロナウイルスワクチンに関する情報
シドニーがあるニューサウスウェールズ州はオーストラリアに属しています。 ですので基本オーストラリア連邦政府が決定、発表した新型コロナウイルス及び新型コロナウイルスワクチンに関する情報は近いものがあります。
しかしながら、国土が大きいのでオーストラリア連邦政府が発表している新型コロナウイルス及び新型コロナウイルスワクチンに関する情報は、各州によってそれぞれ対応されております。
例えば、
ニューサウスウェールズ州では、シドニー大都市圏 Greater Sydney は8月27日(金曜日)までロックダウンです。その間の規制は、不要不急の外出は避ける。買い物も一人で行う。レストランなどの飲食関係は、店内飲食禁止などがあります。
州が違うと、
メルボルンがあるビクトリア州では、6回目のロックダウンです。
ケアンズがあるクイーンズランド州は、8月8日(日曜日)からロックダウンです。
発生数、発生場所、拡散状況により各州や各州サバーブなどの地域ごとでの対応や規制が違うことをご理解してください。
私の場合
オーストラリアでは、2021年2月下旬頃から新型コロナウイルスに対してワクチン接種を促進してきました。私はシドニーがあるニューサウスウェールズ州郊外に住んでおりますので、オーストラリアの新型コロナワクチン接種のプログラムに従っております。ワクチン接種のフェーズが進行していくにつれ、私の職場スタッフや知り合い、友達など周りからワクチン接種をした人たちが出てきました。
私も自分の番がいつなのか?自分が区分けされているフェーズは何処なのか当然気になるので調べました。
フェーズ2b
私が区分けされているフェーズです。現在のフェーズです。
ですのでワクチン接種を行おうと思えばすぐにでも出来ます。
私はこちらのサイトを利用し近所の一般医(GP)を予約しました。2021年10月上旬頃です。
今年の10月上旬。私は新型コロナウイルスワクチンをシドニー郊外の一般医(GP)で接種します。
新型コロナウイルスワクチンをアストラゼネカで良ければもっと早く予約が出来ていたみたいですが、 ファイザーで予約しました。
私自身新型コロナウイルスワクチン接種をしてからどういった症状が出るか?2回目はいつなのか?今後はこれらについてもこちらで公表していく予定です。
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まとめ
2021年6月26日以降 新型コロナウイルス (特にデルタ株)の影響でロックダウンが8月27日(金曜日)まで続いているシドニーです。
その中新型コロナウイルスワクチン接種のプログラムは進んでおり、新たにワクチン接種所が作られたり、近所の一般医(GP)や薬局(Chemist)で接種できるようになったりと、シドニーで新型コロナウイルスワクチンを受ける場所の選択が大きく広がり、接種しやすくなったと思います。またワクチンにこだわらないのであればすぐにでも接種できます。
新型コロナウイルスは、まだ収まりそうにありません。特効薬が無い今は、早めにワクチンを接種した方が良いように思えます。