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シドニーロックダウン7月9日より更に厳しい規制。 Sydney Lockdown Crackdown

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こんばんは、シドニーマンです。

7月に入りシドニーはロックダウンが続いています。そして2021年7月9日(金曜日)午後5時より更に規制が厳しいモノになりました。

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7月9日(金曜日)午後5時からの規制は?

ニューサウスウェールズ州首相 グラディス ベレジクリアンは、新型コロナウイルス感染者が自己隔離をしないで行動したことからロックダウンに関する規制を更に厳しいモノにしました。

規制の詳細

こちらがシドニー大都市圏 Greater Sydney 内に発表された2021年7月9日午後5時からの新型コロナウイルスに対する規制の詳細です。


1 NSW州政府はシドニー大都市圏での新型コロナウイルスの市中感染者数及び感染源が不明な事例が増加している現状を危機的に捉えており、7月9日(金)午後5時以降、シドニー大都市圏、Blue mountains地域、Central Coast地域、Wollongong地域及びShellharbour 地域での新型コロナウイルス関連規制を、以下のとおり強化することを発表しました。
(1)屋外での集会は2人まで(同居家族を除く)。
(2)屋外での運動は、在住する市(Local Government Area)内、または自宅から10キロ圏内に限定。他家庭との車の相乗りは禁止。
(3)目的のない買い物は禁止。必要不可欠な買い物は、1世帯あたり1日1人のみ。
(4)葬儀への参列は10人まで(7月11日(日)以降)。

2 外出制限令下における、外出可能な理由自体には変更ありません。
(1)食品等必要不可欠な買い物(ただし、一世帯あたり1日1人のみ)
(2)医療・介護ケア(新型コロナウイルス・ワクチン接種を含む)(介護ケアの場合でも訪問は1人に限定)
(3)屋外での運動(2人以下に変更。ただし同居家族を除く)
(4)必要不可欠な通勤・通学

引用先 シドニー日本国領事館からのメール

シドニー日本国領事館から、この内容を含むメールが7月9日(金曜日)午後4時11分に私のところに来ました。そしてそれから49分後にはこの新しい規制が始まりました。

この規制の範囲はシドニーを含むシドニー大都市圏 Greater Sydneyで、先月(2021年6月26日土曜日)から続いているロックダウンが7月9日(金曜日)に解除予定日でしたが、新型コロナウイルス、特にデルタ株が鎮まらず1週間期間が延長され、今のところ7月16日(金曜日)深夜までがロックダウン期間になってます。

シドニー大都市圏はこの範囲です。

ニューサウスウェールズ州政府の見解は?

新型コロナウイルスデルタ株はつい最近まで世界中を苦しめた従来のコロナウイルスよりも感染力が強い為、ニューサウスウェールズ州政府としても被害をこれ以上広げるわけにはいきません。

その為、ロックダウン期間を1週間延長、新たな厳しい規制(上記で説明済み)、新たな救済措置 Disaster Payment を発表しました。

今回の救済措置 Disaster Paymentとは?

ボンダイクラスターからの今回のシドニーロックダウン延長。

ニューサウスウェールズ州政府はボンダイから発生したクラスターがシドニー中心地へ感染拡大した事で事態を重く見ました。ロックダウンを行う地域をシドニー中心地周辺から、シドニー大都市圏 Greater Sydneyへと広げ、現に9日(金曜日)午後5時から規制が厳しくなっています。

感染防止のため規制が厳しくなり、外出、仕事、通勤通学、エクササイズなど日常生活が難しい状態です。

そのため新たにニューサウスウェールズ州政府は昨年のJobkeepr,Jobseekerの様なオーストラリア人と永住権保持者のみを対象にした救済措置では無く、国籍関係無くこの国で働くことが出来る人は申請出来る救済措置を今回発表しました。(条件がありそれを満たさなければなりませんが。)

それが今回のロックダウン救済措置、

Disaster Payment

https://www.servicesaustralia.gov.au/individuals/services/centrelink/covid-19-disaster-payment#:~:text=The%20COVID-19%20Disaster%20Payment%20is%20a%20one%20off,home%20and%20can%20only%20leave%20for%20approved%20reasons.

です。

Disaster Paymentの内容

ボンダイクラスターから始まった今回のシドニーロックダウン。

感染被害が広がり感染地域も広がり、規制がどんどん厳しいものになっています。

その為の救済措置がこのDisaster Paymentです。

この救済措置はシドニーがあるニューサウスウェールズ州だけではありません。首都キャンベラがある地区Australian Capital Teritory(ACT)を含むすべての州で申請可能です。

https://www.servicesaustralia.gov.au/individuals/services/centrelink/pandemic-leave-disaster-payment

Disaster Paymentを申請するための条件はこちらで確認できます。

https://www.servicesaustralia.gov.au/individuals/services/centrelink/covid-19-disaster-payment#:~:text=The%20COVID-19%20Disaster%20Payment%20is%20a%20one%20off,home%20and%20can%20only%20leave%20for%20approved%20reasons.

このDisaster Paymentの条件を満たしていれば受け取れる救済額は下記のどちらかになります。

1週間の労働時間が、

20時間以上失った人は$500.00

20時間未満であれば$375.00

決まった金額がその申請者の銀行口座に直接入金されます。

受け取れるまでの時間ですが早い人で30分以内には銀行振込で口座に入金されています。

私が働かせて頂いているレストランのスタッフ達も殆どが申請していて受け取れています。

その中で、

申請して30分程で銀行口座に振り込まれた。

申請して2日後に銀行口座に入金された。

と受け取るまでの時間に差がありました。

地味に進んでいるワクチン接種

手洗い、うがいの他にも私達が出来る新型コロナウイルス対抗策。

ワクチン接種

オーストラリアでは誰でもワクチン接種が無料で受けることが出来、2021年2月22日(月曜日)からCOVID-19ワクチン接種は始まっています。

そのワクチン接種、人々を5段階(Phase,フェーズ)のグループに分けて対応しています。

Phase 1a(フェーズ 1a )

  • 検疫・出入国管理職員
  • 最前線医療従事者
  • 高齢者・身障者介護職員、入居者

*高齢者・身障者介護施設で定期的にボランティアを行っている方たちもこのフェーズに入ります。

Phase 1b (フェーズ 1b)

  • 70歳以上の方
  • Phase 1 a (フェーズ1a)以外の医療従事者
  • アボリジニ・トーレス海峡諸島人の成人
  • 既往症がある方(身体障碍者を含む)
  • 危険度の高い重要業務(国防、警察、消防、災害対策、食肉処理等)に従事している方

Phase 2a(フェーズ 2a)

  • 50歳以上
  • アボリジニおよびトーレス海峡諸島人の成人へのワクチン接種継続
  • その他の重要・高リスク業務従事者

Phase 2b(フェーズ 2b)

  • フェーズ1a,1b,2a以外の成人
  • これまでのフェーズの対象者で未接種の方

Phase 3 (フェーズ3)

  • 未成年者(推奨される場合)

現在はPhase 2b(フェーズ2b)に分けられた方々が接種を行っています。

私の場合は、年齢がまだ50歳になっていないので(アラフィフですが)、フェーズ1aでもフェーズ1bでもフェーズ2aでもフェーズ3でもないのでフェーズ2bになります。

ですので予約すればワクチン接種ができる状態です。

自分がどこのフェーズ(Phase)に属するか確認しておきましょう。ワクチン接種予約をする際、サバーブ(地域)によって待たされるかもしれません。

新型コロナウイルスワクチン接種の予約はこちらでできます。

Book a COVID-19 vaccination
COVID-19 vaccines and boosters are free for everyone in Australia regardless of Medicare or visa status. In NSW, all adults can get a booster if it’s been 6...

私達はどうなる?

ニューサウスウェールズ州政府が発表している事、言わんとしている事、その中でワクチン接種が重要な要素を占めている事も分かります。

では実際問題、私達はどうなるのでしょうか?

このままでは、

今の生活を維持出来なくなるかもしれない。

今回のロックダウン。6月26日から開始されていますが、シドニーは昨年3月23日に一度ロックダウンしています。1度目のロックダウンが解除され、今回が2度目のロックダウンで期間も延長。

昨年から続いている規制ありきの生活。そして7月9日からの厳しい規制が発表。つまり規制ありきの生活を既に1年以上続けています。

このままロックダウンが続き仕事がままならない状況が続けば、入ってくるものが入ってこない。

生活するので出費がかさみ出ていくばかり。

給付金を受け取れたとしても、それで全てを解決するのは難しい。

我慢しきれなくなったとき、日常生活が遅れなくなったとき、

私たちはどうなるのか?想像がつきません。

これからのシドニー飲食業界はどうなる?

私はシドニー飲食業界に携わっていて現在もレストランで働いていています。

知り合いも同じ業界に沢山います。横のつながりで様々な表に出ていない情報が入ってきたりします。

ですのでどうしても飲食業界からの視点で見てしまいます。

オーストラリアは、新型コロナウイルスの規制で鎖国中です。

これはどういうことを意味しているか?

オーストラリアが鎖国をしているかぎりスタッフ確保が日々非常に難しくなって来ていることを意味します。

日々労働力が失われています。

新規入国者が殆ど無い、毎日の様に海外留学生やワーキングホリデーの方たちは帰国して行く。オーストラリア国内にいる人口自体も少なくなっています。

(この状態が昨年3月ロックダウン時より続いている事を踏まえた上で、)更に長引けばコロナウイルス騒動が落ち着いても再開できるレストランは今より少ないと思ってしまいます。

まとめ

2021年6月26日から始まった今回のロックダウン。

特に7月9日(金曜日)午後5時からの規制強化ですが、先ほどの横のつながりから、

シドニー市内は結構ゴーストタウン化しているとか、

警察の見回りが厳しくマスクをしていても鼻が隠れていなかった為に罰金を受けたとか、

ビーチやビーチ周辺のサバーブでは結構人が出歩いているとか、

等、色々耳に入ってきます。

感染予防や感染拡大を防ぐために規制強化や警察のパトロールを強化するの良いことですが、その相手が人間であれば効果があると思います。

しかし新型コロナウイルスはウイルスです。人間の都合に合わせてくれません。

私個人的には、まだまだ出てきていない被害がこれから表面化しそうな感じがして仕方がないのです。

このまま今の規制が続く、もしくは今以上の規制が発表された場合、生活の基盤である仕事を行うこと自体が大変難しくなりそうです。

シドニーの皆さんは昨年3月下旬に起きたロックダウンを覚えています。

リモートで済む仕事ばかりではありません。私の様に人と接する仕事している方たちも沢山います。オーストラリアは鎖国しています。新規入国者が非常に少ないので新規スタッフを募集しても来ないのです。

去年はまだ人が居ました。それから1年以上が過ぎた今、一体どれだけの人が入国出来、そしてどれだけの人が帰国したのか。

ハッキリ言って去年のロックダウン時よりも今年のロックダウンの方がエグいです。

7月17日(金曜日)深夜に解除されるのでしょうか?