こんにちは。シドニーマンです。
1月26日はオーストラリアデー Australia Day 建国記念日です。
例年ですと、式典があったり、天気が良ければ屋外でバーベキューを楽しむ姿が見受けられ、夏の日の祝日を楽しむことが出来ますが、2021 年の今年は新型コロナウイルスCOVID-19の影響で勝手が違うようです。
オーストラリアデー Australia Day とは?
オーストラリアデー Australia Dayとは、
オーストラリアが制定した建国記念日になります。オーストラリア国内でその建国した日を祝います。オーストラリア・デー(オーストラリア建国記念日)は1月26日で祝日になります。2021年は火曜日です。
1788年、最初の植民船団であるファースト・フリート(First Fleet)がシドニーに到着した日として、それを記念して定められました。
コンサート、ビーチパーティー、パレード、バーベキューなど各種イベントがシドニーのみならず、オーストラリア国内随所で行われます。
マルチカルチュア multi-Cultureをうたい文句にしているオーストラリア。この日は建国を祝うと共にあらゆる文化、あらゆるコミュニティがひとつになる日とも言われています。
この日に合わせて、いたるところでオーストラリア建国記念グッズが販売されます。

オーストラリアデーは建国記念日ではない?

建国記念日と言えばとても聞こえが良いですが、そうと思っていない人たちも中に入るのです。
1788年にファースト・フリート(First Fleet)がシドニーに到着した日を記念して定められたこの日。その年から数えても今年で建国233年しか経っていないのです。オーストラリアにはそれより前に住んでいる先住民が今も住んでいます。
その彼らからしてみれば、後から来た人間に勝手に建国され勝手に記念日まで決まられ、面白くないに決まってます。
侵略の日 Invasion Day とか、
悲嘆の日 Day of Mourning とか、
残存の日 Survival Day
等として、オーストラリア デー Australia Day とは呼ばず、この日1月26日を呼んでいます。
Poem: Australia Day 2014
I am not black
I am not white
I am not wrong
I am not right
I am now here
Not been before
My ancestors
Are here no more
I am not black
I am not white
I am not wrong
I am not right
Their spirit lives in every way
Always will unto this day
They are so proud and love their land
Traditional custodians will stand
I am not black
I am not white
I am not wrong
I am not right
We have so much to offer all
Generations past still call
This great land of ours abounds
Where harmony and peace are found
I am not black
I am not white
I am not wrong
I am not right
Proud and true is who we are
Some from here and some from far
Help each other the best we can
That makes us ALL Australian.
Poem by Sandra Gaal Hayman.
Source: Australia Day – Invasion Day – Creative Spirits, retrieved from https://www.creativespirits.info/aboriginalculture/history/australia-day-invasion-day
2014年には、このような詩も歌われています。
今年のオーストラリアでーの様子は?
2021年のオーストラリアデーは、新型コロナウイルスの影響で、いくつかのイベントは既にキャンセルされておりますし、そのほかのイベントは規模やルールを変更して行われる予定です。
“Australia Day in 2021 will be a little bit different, (but) that doesn’t mean it’s less important,”
”2021年のオーストラリアデーは少し違うだろうが、それほど重要ではない。”
とNSW Tourism Minister Stuart Ayres NSW観光大臣 スチュワートエールズは発言しています。
The WugulOra Morning Ceremonyは行われますし、Australia Day Live at Sydney Opera House は当日午後7時30分よりオペラハウス前から生中継されます。そして花火もオペラハウス近くで上がります。
一連の関係イベントは開催されるとみてよいと思います。
公式サイトは、こちらになります。
今年のオーストラリアデーのイベントは?
2021年のオーストラリアデーのイベントは新型コロナウイルス COVID-19 の規制をもとに行われます。
この日はオーストラリア国内全土で建国を祝う日です。ですので、各州ごとに新型コロナウイルスの規制が違いますし、イベントの規模も違います。
シドニーがあるニューサウスウェールズ州(NSW)では、
The WugulOra Morning Ceremony

2003年以降、オーストラリアデーに行われる朝の式典です。オンラインもしくは、ABCチャンネルで見ることが出来ます。
動画は昨年2020年の様子です。
Australia Day Live

オーストラリアデーの様子をオペラハウスから中継されます。1月26日午後7時30分より、ABCチャンネルで生中継。この日だけのコンサートも開催される予定で、世界的にも有名なDelta Goodremも出演予定です。
花火もオペラハウス近くで上がります。
動画は2020年のAustralia Day Liveのハイライトです。
2021年の今年は、サーキュラーキー付近は新型コロナウイルス対策として人数制限が
毎年行われるAustralia Day Regatta ヨットレースは?
毎年行われているAustralia Day Regattaは今回で185回目になります。このオーストラリアデーに行われるヨットレース Australia Day Regatta。今年も行う予定で進んでおります。
Australia Day Celebrations on Northern Beaches
先月中旬にロックダウンしていた地域、ノーザンビーチ地区 Northern Beachesでもこの日にちなんだイベントやマーケットが開催されます。
Thursday, 21 January – Australia Day Awards
Friday, 22 January – World Food Markets
Saturday, 23 January – Food Truck Festival
Sunday, 24 January – Australian Made Market
Monday, 25 January – Open Air cinema, Australian Movie
Tuesday, 26 January (Australia Day) -Pool parties at our two Council run Aquatic Centres
Australia Day Citizenship Ceremony
Australia Day Award Ceremony

新たにオーストラリアシチズン(オーストラリア市民権保持者 Australia Citizn)を授与した方々を祝福するセレモニーです。この式典は、新型コロナウイルスの規制により、招待された方たちだけで行われます。
動画は2020年のものです。
Australia Day Celebrations in Bathurst
バサースト地区 Bathurst で行われるオーストラリアデーのイベントです。
2021年1月23日(土曜日)から26日(火曜日)の期間バサーストショウグラウンド Barhrust Show Groundで、チケット代$6.00でFun Fairを楽しむことが出来ます。午前11時から午後3時までと午後4時30分から午後8時30分の一日を2回に分けています。
26日(火曜日)は無料開放のプールもあります。午前11時から午後5時30分までの間です。場所は、the Manning Aquatic Centre 。
26日(火曜日)午後8時30分からは花火も上がります。
どれも新型コロナウイルスの規制をもとに行うイベントです。人数制限、マスクルールなどルールを守ったうえでイベントを楽しみましょう。
まとめ
毎年1月26日は、
オーストラリアデー Australia Day
祝日でオーストラリアの建国記念日です。
例年通りならば、友人同士でバーベキューを行ったり、ビーチに行ったりと夏の祝日を楽しみながら、式典、コンサートや花火などで楽しいひと時を過ごすことが出来ます。ですが今年は新型コロナウイルスの規制があり、規模が縮小されていたり、人数制限があったり、イベント自体もキャンセルされていたりと今の国内情勢に合わせた形で行われます。
この日を建国日としてとして祝う方。
侵略の日 invasion day 、悲嘆の日 Day of Mourning 、残存の日 Survival Day と捉える方。
オーストラリアシチズン(オーストラリア市民権保持者 Australia Citizn)となって人生の新たな門出を祝ってもらえる方。
等、この日は人によっても捉え方も様々で過ごし方も様々です。
1979年に設立されたナショナルオーストラリアデーカウンシル A National Australia Councilは、この日を
”オーストラリアをどの世代にとってもさらに良い場所にすることを約束する日”
としています。