こんばんは、シドニーマンです。
新型コロナウイルス COVID-19
このウイルスのせいで2020年は世界中大変でした。2021年もまだまだこのウイルス、暴れています。
シドニーも2020年12月中旬からのノーザンビーチ地区ロックダウン。時期が時期だけに規制がこまめにアップデートされてました。今年に入り一度1月9日(土曜日)までの規制は発表され、10日(日曜日)以降は改めて発表されました。
ノーザンビーチ地区は?
2020年12月に発生したノーザンビーチ地区での新型コロナウイルスクラスター。そのクラスター及び新型コロナウイルスの影響で、ノーザンビーチ地区はロックダウンされ、北区と南区に分けられてました。
年が明けた2021年、新型コロナウイルスの被害が少ないと見られている南区はロックダウンが解除されてGreater Sydney地区と同じ規制になりました。そして新型コロナウイルスの被害が大きかった北区も2021年1月10日(日曜日)より南区同様、Greater Sydney 地区の規制になりました。
これによりノーザンビーチ地区はロックダウンが解除され、北区、南区と分けなくても良いことになりました。
Greater Sydneyとは

この広い範囲がGreater Sydney と呼ばれる範囲になります。シドニーシティー中心部は、Central Sydneyにあります。2020年12月に新型コロナウイルスクラスターが発生したノーザンビーチ地区は、Northern Beachesになります。シドニー空港は、St GeorgeとSouth Sydneyの間、地域名が何も明記されていない場所がそれにあたります。
マスクルール Mask Rule

2021年1月に入りシドニーで外出する際、マスクの着用が義務付けられました。通称マスクルール Mask Ruleと言います。
電車に乗るとき
バスに乗るとき
ショッピングセンターに行くとき
レストランに行くとき
カフェに行くとき
学校への登下校の際
レストランやカフェでの勤務中
など、外出する際又は仕事をする際、必ずマスクをしなければなりません。しかもマスクをしていないところを見つかれば、罰金$200。
警察がいたるところを巡回しています。しっかりマスクをしましょう。
マスクをしていなくて捕まっている人たちが出てきています。罰金もしっかり発生しています。

ビザ変更の手続き

このコロナ禍でのビザ変更、更新は気にしてください。
ワーキングホリデービザから学生ビザへの変更、学生ビザの延長などの手続きは通常4週間もあればなんとかなるモノです。ですのでビザの有効期限が切れる4週間ほど前から動いていけば何か問題でもない限り済みます。ですが今はコロナ過。4週間では切り替えや手続きは厳しいと見てください。ビザの切り替え、延長を考えているのであれば自分のビザの有効期限が切れる10週間前からは動いておきましょう。しっかりと余裕をもって行動してください。世の中は新型コロナウイルスで大変な状態です。移民局がスムーズに仕事をしてくれると思わないでください。ギリギリになってなんとかしてくれると思っていると痛い目にあいます。
飲食業界は
マスクルールのお陰で仕事中は必ずマスクをしなければなりません。キッチンで作業をしているときも、お客様に接客しているときも、とにかくマスクをしなければなりません。
長時間マスクをしていると耳の裏、痛くなります。
このマスクは長時間しても耳の裏、痛くないそうです。
ワクチンは
オーストラリア政府は2021年3月末に配布予定の新型コロナウイルス用ワクチンを2021年2月末、つまり来月には配布出来るのではないかと予想しているようです。つまり新型コロナウイルス用ワクチン接種が約1ヶ月早まりそうな動きです。
ポール・ケリー連邦主席医務官は、
”アストラゼネカ社開発ワクチンは、メルボルンで作られていてその作業は順調。2021年2月末までには新型コロナウイルスに対するワクチン接種を十分に受けることができるであろう。”
と声明しています。
ここで注意してほしいことですが、
いつ何処でワクチン接種出来るか?
費用はどれくらい掛かるか?
ビザのコンディションのよって条件が違うのか?
そしてお子様がいるご家庭です。
お子様の年齢が12歳以下の場合、今のところ新型コロナウイルス用ワクチン接種は推奨されていません。12才以下のお子様がいるご家庭は今後の政府の発表をよく確認してください。
Jobkeeper,Jobseekerは
2020年3月からの新型コロナウイルスによる甚大なる被害。そして2020年3月下旬に起こったシドニーロックダウン。オーストラリア政府は、Jobkeeper と、Jobseekerの2つの経済政策を始めました。どちらも新型コロナウイルスのための経済救済措置です。
誰もがこれだけ長い期間新型コロナウイルスCOVID-19に苦しめられると思ってなかったと思います。それはオーストラリア政府も同様です。この2つの経済救済措置もその形が徐々に変わっています。
Jobkeeper
Jobkeeperは、仕事をしていることが前提です。2020年3月もしくは4月頃から行われている経済救済措置です。それも2020年9月28日から受給資格が変わりました。2021年1月4日からもさらに受給資格が変更されました。だんだんと受け取れる金額が少なくなってきています。
2020年3月、4月頃は2週間で$1500($1=70円だとして、105,000円)オーストラリア人か永住者であれば一律で受け取ることが出来ました。
2020年9月28日以降は、仕事をしていることが前提で、1週間の勤務時間が20時間以上だと$1200($1=70円だとして、84,000円)1週間の勤務時間が20時間以下だと$750($1=70円だとして、52,500円)。
そして、2021年1月4日からは、1週間の勤務時間が20時間以上だと$1,000($1=70円だとして、70,000円)1週間の勤務時間が20時間以下だと$650($1=70円だとして、45,500円)。
徐々に2週間ごとに受け取れる金額が少なくなっているのが分かります。
このJobkeeperは、2021年3月28日で終了予定です。
Jobseeker
Jobseekerに該当する人たちは仕事をしていない、もしくはできない人たちです。こちらの方がルールがJobkeerperよりも細かいです。そして新しいルールは2021年1月1日から開始されています。
一例
・独り身で子供がいない方の場合。 Jobseeker Payment $565.70($1=70円だとして、39,599円)
・シングルマザー、シングルファーザーで子供を育てている場合。
Jobseeker Payment $612.00($1=70円だとして、42,840円)
・60歳以上、シングル、9か月以上Jobseeker Paymentを受け取っている方の場合。
Jobseeker Payment $612.00($1=70円だとして、42,840円)
こういった形で、各個人の状況に合わせてJobseekerはJobkeeperよりも細かい条件で受給資格が決まっています。
そして、Jobseekerは2021年4月1日より変更されます。
Jobkeeper Jobseeker このどちらもオーストラリア国籍を持つものか永住者が対象です。ワーキングホリデービザ保持者や学生ビザ保持者は対象外です。そしてこの国の給料支払いシステムと同様2週間ごとに各個人の銀行口座に入金されます。対象者は自分のコンディションをよく確認し間違えないように申請しましょう。また、仕事をしていてJobkeeperを受け取る場合、雇用主にしっかり確認してください。間違った情報をセンターリンクに登録すると後々修正するのにめんどくさいです。
Jobkeeperは2021年3月28日で終了予定。Jobseekerは2021年4月1日よりコンディションが変更されます。
Jobkeeper,Jobseeker。2つの経済救済措置。
この経済救済措置が無くなる、もしくは変わることでどれだけ人々の生活に影響が出てくるのか?どう社会が変わっていくのか?

まとめ
世界中で猛威をふるい続けている新型コロナウイルス COVID-19。
新年になって新しい規制が始まっているGreater Sydney地区。そのGreater Sydney地区でもサバーブ毎で人々の対応や意識の高さが違います。
シドニー市内や先日までロックダウンがあったノーザンビーチ地区はマスクをしているのは当たり前、レストラン内での飲食もソーシャルディスタンスを気にしてのテーブル配置。警察の見回りなど当然厳しく取り締まりが行われていますが、被害が少ないSutherland Shire地区は、そこまでの厳しくされていません。
これは私が働いているレストランに配達に来る各業者の方々が、
”同じニューサウスウェールズ州(NSW)でこうも対応が違うのか。”
と口をそろえて言っているので、本当にそうだと思います。
新型コロナウイルス COVID-19 世界での感染者数も9000万人を超えているとの事。しかも変異種も見つかり、さらなる混乱が予想されます。規制緩和はまだまだ先になりそうな感じです。手洗い、うがいなど直ぐに自分でできる感染予防はしっかりしましょう。