こんにちは、シドニーマンです。
新型コロナウイルスの影響で各業界各業種、深刻な人手不足のシドニーです。
特にこれからの時期、レストラン業界はクリスマス、ボクシングデー、ニューイヤーイブ等のイベント目白押しで一年の中でも大変忙しい時期になります。繁忙期です。
これからが正念場です。
何故、人手不足なのか?
なぜ、こんなにも人手不足なのでしょうか?
これも新型コロナウイルスの影響です。
このウイルスのせいで、2020年様々な規制が出来ました。それらの一部が、ロックダウン、ソーシャルディスタンス、オンラインによるリモート勤務。そして観光客や学生ビザ取得者、ワーキングホリデービザ取得者の入国禁止。などです。
この国は、各国のワーキングホリデービザ取得者や学生ビザ取得者で成り立っている業種(飲食業とかファームジョブ等)がたくさんあります。ですが現在、新規入国者が大変少ない状態で、全ての業種にこの規制のおかげで人が集まらなくなってしまっているのです。
営業職や事務仕事などリモート勤務で事が済む仕事は勤務時間、勤務形態を変えてこの規制を乗り越えていけるでしょうが、レストラン勤務やファームジョブ(農園勤務)は、現場仕事です。ある程度のスタッフの確保が大前提です。そのスタッフの確保がいまだに入国者が少ない状況のオーストラリアでは大変難しい状態になっているのです。
人手不足だけでなく物資不足。そして物価上昇。
人手不足が続いているオーストラリアですが、人手不足がこれだけ続くと物資不足につながります。
これは、現場で仕事をする人間が少ないということで、少ないスタッフで本来の仕事量をこなさなければならないことを意味しています。
それが今のシドニーです。
そして新規入国者が望めない今、この状況はまだまだ続きます。
新規入国者がいつ来るのか?まだわかりませんが毎日帰国者は居ます。さらなる人手不足が容易に想像つきます。
私達は人間です。先が見えないままでモチベーションを持続させるのは大変困難です。
例えば、ファーム(農園)であれば、本来なら50人で果物や野菜の収穫をしている仕事を20人でしなければならなくなります。その分収穫高は減ります。果物や野菜の収穫高が減れば、それだけで市場に影響が出てきます。市場価格が高くなったり、品切れになったりします。
また、同じような理由で様々な原材料が取れなくなり、それらを使い生産している品(例えば衛生面を考慮して使用する手袋など)が市場に出てくる数量が以前に比べて少なくなるのは明白です。そうなると当然、価格が上がります。
これからが正念場。シドニー飲食業界
シドニーでは12月、どのレストランもクリスマスから年明けまでの期間、この時期ならではの特別メニューを掲げ繁忙期に入ります。
今月これからが忙しくなります。
シドニーレストラン業界は、年末年始の各イベントで盛りあがり、街は新年に向けてテンションが高まっていきます。
クリスマスが終われば、ボクシングデー。2020年今年に関しては、ボクシングデーが土曜日なので28日月曜日も振替祝日。そして大晦日(ニューイヤーイブ New Year Eve)のカウントダウン花火(Sydney Countdown fireworks)。
特にニューイヤーイブ(大晦日)はこの街を上げてのイベント、カウントダウン花火に向けて政府関係サイトservicenswを使い当日のシドニーCBDエリアへの人の流れをコントロールしていこうと策を練っています。人数制限をかける訳です。シドニー市内(CBDエリア)への人の流れが例年以下。しかもこの日にシドニー市内のレストラン予約をするのであればservicenswで手続きを済ませておかないといくら予約をしていても市内に入れない場合が出てきます。にしても各レストラン忙しくなります。
それまでに準備、スタッフの教育、予約の対応、その中通常営業もこなさなければなりません。
これからが正念場です!
年末年始の各レストランのイベント
人手不足、食材不足、物資不足なんかに負けていません!シドニーレストラン業界。
各レストラン、この時期ならではのイベント開催しております。
こちらのサイトでは、The Star内にあるレストランのクリスマスの予約状況が見れます。
こちらのサイトでは、いろいろなレストランを紹介しています。

こちらのサイトでは、ニューイヤーイブ(大晦日)のレストランの紹介です。

忘れちゃいけない、おせち料理

今年は新型コロナウイルスの影響で、おせち料理は販売されないのかと思っていましたが、サスガと言うか底力を感じました。
エビス Bar & Grillと、Anegawa 姉川商店
この2店は昨年もおせち料理を販売していました。
ここで紹介しているレストランの今月のこれからの情報は、ごく一部になります。
まとめ
年末年始に向けて、これからが正念場のシドニー飲食業界。
私が働いているレストランのクリスマス以降の営業予定は、クリスマス閉めますし、ボクシングデーは予約以外受付けない。ニューイヤーイブ(大晦日)、ニューイヤーデイ(元旦)は閉めます。
それに比べたら、シドニーCBD Area(市内)のレストランや郊外にあっても有名ドコロはスゴイ頑張っていると思います。
なんだか年内で燃え尽きそうなレストラン業界です。