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今後どうなる?オーストラリア シドニー飲食業界。COVD-19 新型コロナウイルス 第2波 パンデミックによる新しい規制 レストラン現役マネージャーの感じ方。

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こんばんは、シドニーマンです。

オーストラリアは、新型コロナウイルス第2波によるパンデミックが起こっております。

メルボルンがあるビクトリア州ではロックダウンが再開しており州間移動にも制限が出て物流にも医療にも飲食業界にも多大なる影響が出ております。

その中、シドニーでは先週オーストラリア政府からの新しい新型コロナウイルスに対する規制が発表されました。

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新規制のJobkeeperとJobseeker

Coronavirus: Extend JobKeeper and JobSeeker | Megaphone

JobkeeperとJobseeker。


これらの救済措置は、オーストラリア国民と永住者のみに対して行われる救済措置です。その部分は変わりませんが、その内容が変わります。


現行の2週間に1度の一律$1,500の給付金(税込額、日本円にして約100,000円)は、2020年9月27日(日曜日)までは当初の予定通り行われます。

しかし、それ以降は対象者の週の労働時間に合わせて給付金額が変わって来るようです。

と言うことは、2020年9月28日(月曜日)から対象者であるオーストラリア国民と永住者は、労働時間に合わせての給付金措置なることになるのですが、私はどちらかといえばこちらの方がフェアだと思います。

在宅勤務やテレワークは、どうやって労働時間を管理するのか疑問ですが。


ですが、ワーキングホリデーや学生ビザの方々は対象者では無いので、この救済措置は受けられない。(ここは変わっていません。)


その中、学生ビザで滞在しているに対してこの時期ビザ延長に伴うビザ申請料を無料にするとかしないとか。と言っても$700ほど(約49000円ほど)。

確かに申請料が無くなるのは嬉しいですが、この時期この金額無料になったからと言っても。。。。。生活を考えたら、微々たる金額ですよ。この金額分浮いたからと言ってどれくらいもつの?

飲食業界にも新規制


飲食業にも新たな措置が取られました。それがこちらになります。

  • 予約人数の制限。
  • 1箇所に集まる人数の上限。
  • レストラン等に入店したら所定のQRコードを読み込ませる事。
  • ソーシャルディスタンスの緩和


この新規制、実は現場はとても大変なのです。


私が働かせて頂いている日本食レストランは、大きくなくソーシャルディスタンスを考慮すれば15人ほどしか入店出来ないし、予約も受け付けていないのでそれほど新しい規制のこの部分に関しては気にならないですが、御来店してくれる各お客様にQRコードの読みこみをしてもらいその説明。1人余分にスタッフが必要となるケースも出てきます。

予約人数の制限。

一度の予約人数を10名を上限としました。大きなレストランでは一グループ10名以上の予約はあります。それらの予約が全く見込めない状況になってます。そうなりますと、席数の多いレストランでは、一グループ10名以下の予約が複数ある場合、ホールスタッフをその時だけ多めに用意しなければならない状況になります。がビザの規制で現在鎖国状態のオーストラリア。そんなに都合よくスタッフが居るとは思えません。少ないスタッフで無理に業務をこなさなければならない状況だとすぐにわかります。しんどいです。

1箇所に集まる人数の上限。

レストランに限らず、カフェやパブでも1店舗に入れる人数制限が決められております。それが緩和されたとしても、その人数に達する前に現場は大混乱です。パブであれば、お客様は必要以上に待つかもしれませんがカフェやレストランではそんなに待てません。そうなると、待ってくれるお客様を目の前で逃がすことになります。売り上げ激減です。

しんどいです。

レストラン等に入店したら所定のQRコードを読み込ませる事。

このサイトに入り必要事項を入力していくか、各店舗のQRコードを読み込ませるか。

今後のシドニーでは必要なことです。

Service unavailable

ソーシャルディスタンスの緩和

大切に思うからこそ、これからも距離をとろう。~ソーシャル ...

ソーシャルディスタンスの確保は必要なことです。

誰にでもすぐに出来ることですし、かなり守られていない事です。

レストラン業界の今後

今回の新しい規制によって、ソーシャルディスタンスを保ちつつ、QRコードを認識してもらう。そうなると単純にスタッフを余分に出勤させることになります。

そのぶんの人件費を確保しなければなりません。

しかし現在シドニーにあるレストランは売上が新型コロナウイルス発生時以前の50-60%ほどになっているのがほとんど。中にはもっと売上が落ちているお店もありますがスタッフを確保してオペレーションを行う。

とても難しい事です。

マネキンと相席してソーシャルディスタンスを保てるレストランが登場 ...

総括

オーストラリアでは現在国交を閉ざしているので新規の学生ビザの方々やワーキングホリデーの方々が入国してきません。

と言うことは現スタッフですべてをやりくりしなければなりません。正直なところ、そんなに皆さん何年も飲食業に携わっていた経験者ばかりではありません。器用ではありません。ただその店のオペレーションに慣れた人たちだけです。

これはその程度の問題ではありません。全人類が初めて直面している地球規模の危機です。

見えています。スタッフの取り合いになることが。

正直しんどいですよ。


私個人的には、新型コロナウイルスの本当の脅威は、これからなのかもしれないと感じております。