こんばんは、シドニーマンです。
オーストラリアは、2020年7月から更なる新型コロナウイルスの規制緩和を掲げております。
各州で差はありますが、行動制限の緩和、観光施設の開放、飲食店の受け入れ拡大など、7月から新型コロナウイルスに対しての新しいスタンダードが始まる予定です。
オーストラリア国内の動き
オーストラリア国内での1日あたりの新規感染者数は20人を下回る日が多く、また1桁の日もあります。ありがたいことに落ち着いた状況になっております。州によっては新規感染者数が連日ゼロの日も記録していたりします。
オーストラリア国内では7月をめどに更なる新型コロナウイルスによる制限緩和が予定されております。
新規感染者数も少ないことから、州境閉鎖・州間移動制限の解除に対して大きな前進が見えてきたところなのですが、ビクトリア州メルボルン近郊で新規感染者の増加を記録したことにより、州境閉鎖の解除に対して雲行きが変わってきました。
それに反応するかのようにダーウィンがあるノーザンテリトリー準州(NT)が州境閉鎖の解除を、8月1日より2週間ほど先へ伸ばすことを発表しました。
シドニーではどうなの?
メルボルンのあるビクトリア州(VIC)では、新規感染者が増加しておりますが、ここシドニーでは、どうなのでしょうか?
下記のサイトをご覧ください。
シドニーの今が分かります。
新規感染者の数(New Cases)もわかりますし、地図もありますので、どの地域で感染者が増えているのかも分かります。

ニューサウスウェールズ州(NSW)にあるシドニーでは、7月1日(水曜日)からパブ、レストランなどで現在の上限50名までの人数上限が撤廃され、屋外での文化・スポーツ行事は収容能力の25%以下で実施可能になります。
それでも、ソーシャルディスタンスを考慮しての規制緩和になります。
またシドニーでは、7月1日(水曜日)よりスキーが出来るようになりました。この時期本来なら、シドニーは、スキーシーズンなのです。
オーストラリア国内感染者数
オーストラリア国内での新型コロナウイルスの感染者数は以下の通りです。
*2020年6月23日の情報です。
オーストラリア国内感染者数 7,492名
(ACT=108名、NSW=3,150名、NT=29名、QLD=1,066名、SA=440名、TAS=228名、VIC=1,864名、WA=607名)
オーストラリア出入国制限
新型コロナウイルスによる、オーストラリア出入国の制限は下記の通りです。
3月20日21時以降、オーストラリアへの渡航全て禁止。(オーストラリア市民および永住者を除く。)
3月20日以降に入国したオーストラリア市民および永住者は、オーストラリア到着日から強制検疫施設に隔離される。(14日間)
オーストラリア市民および永住者は、免除が認められない限りオーストラリア出国を禁止。
学生ビザの人達やワーキングホリデーの人達は、入国は大変難しい状況で、出国の場合、出来たとしても当面の間オーストラリアに帰ってくることは出来ません。
日本やその他の国・地域に関してはまだ具体的に出入国に関して話が進んでおりません。2021年、年明けからという見方がいまのところ一般的です。
新型コロナウイルスの規制緩和へのロードマップ
オーストラリアのモリソン首相は5月8日の国家内閣の結果を受け、7月にオーストラリア経済を復活させることを目標に、制限措置を3段階で緩和していく「新型コロナウイルスに対する安全なロードマップ」を発表しました。
オーストラリアでは連邦政府がオーストラリア国内の大枠の規制や制限を決めた後、各州政府が更に細かい制限を決定します。ですので各州によって制限や規制緩和の仕方が違ってきます。
という事は、同じ事柄(今回の場合、新型コロナウイルスに対する規制)に対してオーストラリア連邦政府と各州政府とで異なる制限や規制があり、各州政府が決めた制限や規制が優先される事を意味します。
また、オーストラリア内閣は、この制限措置の緩和を3週間ごとに見直すとアナウンスしております。
主な内容は以下のとおりです。
1.5メートルの物理的距離を取ること。(ソーシャルディスタンスの確保)
手洗い、ハンドサニタイザー等による適切な衛生管理(体調不良の場合の自宅待機や感染検査をしてください)
COVIDSafeアプリの利用
これらが私達がすぐにでも出来ることであり、新型コロナウイルスのこれ以上の拡散を防ぐ有効な手段でもあり、求められているコトです。
*何度も書きますが、各州により独自の規制緩和を実施していますので、各州による相違があります。各州の規制内容に関しては、それぞれの都市・州の規制情報を参照ください。
COVIDSafeアプリ
4月26日、スマートフォン用アプリ”COVIDSafe”が発表されました。このアプリは、オーストラリア連邦首相府及び保健省から発表されたモノで、コロナウイルス感染者との濃厚接触歴を記録する機能を持っております。ちなみに、このアプリのインストールは強制ではありません。
このアプリの仕組みは、感染者との濃厚接触が判明した場合、アプリ利用者に対し保険当局に連絡が入るようになっております。
5月8日の時点で540万ダウンロードを記録しております。
オーストラリア、日本の航空便運行状況
オーストラリアと日本を結ぶ、直行便の運航状況は現在、全日空のみ週3往復で羽田・シドニー間を運行しています。
ANA 全日空
現在シドニー発の便は,月曜日,木曜日,土曜日に運航されております。そしてこの状況は、シドニー羽田線8月1日(土)シドニー発の便まで継続される予定です。それ以降の運航予定については,まだ発表されてません。減便や運休の可能性もあります。
ANA 全日空ウェブサイト
JAL 日本航空
シドニー羽田線は、8月1日(土曜日)シドニー発の便まで運休の予定です。それ以降の運航予定については,まだ発表されてません。今後の状況次第で減便や運休が継続される可能性があります。
JAL 日本航空ウェブサイト
QUANTAS カンタス航空
10月末まで国際線の運休予定が発表されています。
カンタス航空ウェブサイト
Jetstar ジェットスター
7月末までの国際線の運休予定が発表されています。また、ウェブサイトでオーストラリア発日本行き直行便は10月24日(土)までの予約が出来ない状態です。
総括
シドニーでは7月より新たな新型コロナウイルス規制緩和が始まります。それにより各州もそれぞれ違う対応をしていきます。必ず確認してください。
また、これからの時期は新型コロナウイルスだけではありません。季節は冬です。7月になれば更に寒さが増しますのでインフルエンザの猛威も気にしなければなりません。新型コロナウイルスとインフルエンザのダブルパンチは、辛すぎます。
スグに出来る手洗い、うがい、ハンドサニタイザー等の衛生管理はしっかりしましょう。
THDH Maxcare 500ml Instant Hand Sanitiser multiple quantities available (4 x 500ml bottles)
在シドニー日本国総領事館から
オーストラリア内務省から
