こんばんは、シドニーマンです。

アメリカ、ミネソタ州ミネアポリスで起こった、ジョージ フロイド(George Floyd)さんの事件。
新型コロナウイルス同様世界中で、デモ行進や物議をかもしております。
ここシドニーでも去る6月6日(土曜日)シドニー中心地タウンホールで大規模なデモ行進が行われました。
シドニーでのBlack Lives Matter
先週末の6月6日(土曜日)、シドニーやメルボルンなどのオーストラリア国内主要都市で計画されていた「Black Lives Matter」のデモ行進は、コロナウイルス規制の中と寒空の中で開かれました。
参加者は当局の予想をはるかに上回りましたが、平和的なデモで逮捕者も少なく、穏やかに進行しましたが、デモ解散後シドニー・セントラル駅では残っていた参加者に向けて警官隊が催涙スプレーを使用する小競り合いがありました。

デモ直前で州最高裁の判決が変わった。
シドニーでの抗議行動は、6月5日(金曜日)にNSW州警察が州最高裁に新型コロナウイルス規制にも違反するとのことで差し止め請求を提出し認められ、「抗議行動を強行すれば主催者の逮捕もあり得る」と警察は発表しておりました。しかし、当日6日(土曜日)主催者サイドが差し止め請求を不当として裁判所に抗議、パレード直前に判決が覆り、今回のシドニーのデモ行動は合法とされました。
また、各州によっても対応が様々でアデレードがあるサウスオーストラリア州(SA)や、パースがあるウエスタンオーストラリア州(WA)などはデモ行動に対して特別許可を出したり、メルボルンがあるビクトリア州(VIC)は、「コロナウイルス社会規制違反があれば取り締まる」という形だけの対応をしました。
オーストラリアでの今回のデモ行進の意味
オーストラリアのデモ抗議行動の目的はアメリカ黒人の死というよりも、オーストラリア先住民族アボリジニが警察や刑務所などに勾留されている間に死亡した事件に対して行われており、1991年以来430人以上のアボリジニの人々が亡くなっていることを大きくとりあげています。
抗議者のサインの1つである「息ができない」は、ジョージフロイドさん同様オーストラリア先住民族アボリジニのデビッドダンゲイの最後の言葉でもあり、彼は2015年に5人の警備員に拘束され刑務所の病院で亡くなっております。
シドニーでのデモ行進
シドニーでは当日午後3時のデモ行進予定時刻直前に裁判所の判決が覆り、約2万人がタウンホールを中心に近辺を埋め尽くしました。また、主催者は、参加者に向けて新型コロナウイルス規制のソーシャルディスタンス1.5mを保つように呼びかけたようですがこの人数、コントロールするには実質的に不可能でした。
デモ参加者がタウンホールからセントラル駅付近のベルモア・パークに行進し、デモ抗議行動が解散した後セントラル駅に残っていた少数のグループに向けて警備の警官隊が催涙スプレーを用いたことから両者の間で小競り合いが起きました。
ジョージフロイドとは?犯罪履歴有り!
沢山のニュースや報道でこの事件は取り上げられておりますが、このジョージフロイドさんの人物像はどうなのでしょうか?
公表されているジョージ・フロイドのプロフィール
- 名前:ジョージ・フロイド
- ニックネーム:ジョージ
- 職業:警備員
- 年齢:46歳
- 生年月日:1974年
- 子供:6歳と22歳
- 兄弟:2人
- 出身:ヒューストン(テキサス州、アメリカ)
- 国籍:アメリカ
- 宗教:キリスト教
そのジョージフロイドの一部の犯罪歴です。
犯罪歴
- 1997年、麻薬の所有で警察に逮捕。
- 1998年、$US 500相当の商品を窃盗し、強盗の罪で逮捕。
- 2002年、10月不法侵入による懲役8ヵ月。さらには、ここでも薬物容疑によって投獄(30日)。
- 2005年、12月15日に薬物所有によって逮捕。その逮捕後さらに200グラムの薬を持っていたので懲役10ヵ月を科せられてます。
- ジョージフロイドは麻薬常用者のようです。
- 2007年、女性宅に押しいり、薬を買うお金を求め銃で脅しております。
それでも各社報道によりますと、
フロイド一家は経済的に苦しい状態にあったため、仕事を求めてミネアポリスに越してきた。
となっています。
こちらのサイトでは、さらに詳しく述べております。



まとめ
シドニーでのデモ行進は6月6日(土曜日)のみでしたが、アメリカではまだこの運動は広がっております。また世界各国でもBlack Lives Matterのデモ行進は行われたようです。
映画スターウォーズに出演していたハリウッド俳優のジョン ボイエガさんもイギリスでこの抗議に参加しました。
