こんばんは、シドニーマンです。
新型コロナウイルスの影響でロックダウンが続いているシドニーからです。幾ら新型コロナウイルスが全世界に猛威を奮っていても季節までは変えられません。オーストラリアは季節はこれから冬になっていきます。そして毎年冬になるとインフルエンザが流行ります。シドニーも例外ではありません。インフルエンザは非常に感染力の強いウィルスで毎年多くの人々がかかる疾患です。
オーストラリアでインフルエンザ予防接種はいつから受けれる?

通常、オーストラリアでもインフルエンザは冬に流行するので、インフルエンザの予防接種はオーストラリアの秋、つまり例年通りなら5月ごろから予防し始めるのが良いのですが、しかし今年は違います!
新型コロナウイルスの影響が大いにあります。ひと月早い4月ごろから予防接種が受けることが出来ます。
つまり今の時期から予防接種出来るのでしておくことをお勧めします。
インフルエンザワクチンはすぐに効果が表れるのか?
インフルエンザワクチンはすぐに効果が表れるのでしょうか?
少々時間が必要です。
ワクチンの接種後2~3週間ぐらいでインフルエンザウイルスへの抵抗力がつき、約1ヶ月で効果が表れ始め、その後効果は約4ヶ月ほど持続するといわれ、その後もう一度ワクチンを打てば1年間は持つ。
といつも行くGPでは公表してます。
インフルエンザの予防接種は、現実的な予防策としては唯一のものです。
予防接種をしてもインフルエンザにかかる可能性はありますが、予防接種をしなければ、重症化や合併症を引き起こし、さらに大変な目に合ってしまいます。ですので防止するという目的での予防接種の効果は十分にあります。
インフルエンザの流行は毎年冬に起こります。例年通りであれば5月上旬に1回目の予防接種を受け、8月ごろに2回目の予防接種を受ければよいですが、今年は違います。新型コロナウイルスです。このウイルスのおかげで現在もシドニーはロックダウンしている状態になっております。なので各GPも4月からインフルエンザの予防接種が出来るようになってます。2回目の予防接種も7月に受けれるような体制を取ってくれております。また、ワクチンも毎年何かと品薄になってしまいますが、今年はオーストラリアの医療機関が頑張っており、ワクチンの在庫は十分あると教えてもらいました。ですので早めに予防接種を受ける時期について、近くのGPもしくはかかりつけの医者に相談して下さい。
オーストラリアでもインフルエンザの予防接種は安全性が高く副作用が出たとしても、インフルエンザの予防注射を打った辺りの赤みや痛みと腫れ、微熱、倦怠感などの軽いものばかりです。もしそれ以外の副作用が出た場合はすぐに予防接種を受けたGPに行き、処置を受けましょう。
インフルエンザワクチン接種後に気を付けること
インフルエンザワクチンを接種したら、気を付けてもらいたいことがあります。
接種当日は、激しい運動や多量の飲酒は控えましょう。
→ 飲酒は血液の循環を促すため、注射をした部分が腫れ上がることがあります。また大量の飲酒は肝臓に負担をかけ免疫力の低下に繋がります。(※飲酒の量は個人差があります。)
入浴は差支えありませんが、注射部位をこすることはやめましょう。
→ 入浴は予防接種を行った後1時間は空けるようにしてください。また、注射をした部分をこするとウィルスや病原菌が体内に入るので絶対にやめましょう。
注射後に注射部位が赤く腫れたり痛むなどの副作用が現れる場合がありますが、これは一時的なもので、通常は2~5日以内で治まります。
まれに(30分以内に)じんましんや高熱、痙攣、息苦しさを認めることがありますので、アレルギーのある方は事前に医師に相談しましょう。
別のワクチンを受けるときには、1週間以上間隔をあけましょう。
【参考】
北里薬品産業 指導・監修 菅谷 憲夫『インフルエンザワクチン接種後の注意』
インフルエンザで重篤な状態に陥るリスクが高い人
インフルエンザはウイルス感染症です。目に見えないのでどんなに気を付けていてもかかってしまいます。
その中、重篤な状態に陥るリスクが高い人が下記の人たちになります。
- 子ども
- 妊婦
- 高齢者
- 6カ月以下の子どもを持つ親もしくはお世話をしている人
- 医療従事者
- チャイルドケアの従事者
- 肺や免疫疾患、糖尿病、心臓病などの慢性疾患がある人
国内を州ごとにみると、昨年はシドニーがあるNSW州で約3万6000人の感染者が確認されました。同州の月間の症例数としては過去最悪を更新しています。また、妊婦がインフルエンザにかかってしまうと重症になる恐れがあります。インフルエンザの予防接種は必ず受けてください。妊娠期間中はいつでも受けられます。そして、生後6カ月以上の子供からインフルエンザの予防接種は受けられます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
新型コロナウイルスばかりがスポットライトを浴びている状態ですが、インフルエンザを侮ってはいけません!
インフルエンザはいわゆるウィルス感染症なので、咳やくしゃみなどの飛沫感染、ウィルスが付着した手や物との接触から感染します。抗生物質は効きません。しかし、抗ウィルス剤で治療できることもあります。とはいえ、オーストラリアでも世界中どこでも予防は治療に勝るものなので予防接種を受けておく方が賢明です。
シドニーにはタウンホール近くワールドスクエア内に、日本語医療サービス「ペック・シティ・クリニック」があり各種保険に対応した在豪日本人のためのクリニックです。ぜひ予防接種を受けておきましょう。海外旅行保険加入者にはキャッシュレスサービスにも対応してくれます。
PEC City Clinic
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電話:1800-836-415 日本語予約ライン(8:00-22:00)
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