こんにちは、シドニーマンです。
日本もついに緊急事態宣言を発令し、新型コロナウイルス感染拡大防止の為、やっと重い腰を上げたように見えます。
まず、緊急事態宣言ですが、
緊急事態宣言とは、
緊急事態宣言とは、改正特措法が今年3月に成立した「新型インフルエンザ等対策特別措置法」に規定されており、これに定められた外出自粛の「要請」以上の強制力は持つことができない。すでに東京都は3月28日と29日にも外出自粛を要請しているが、緊急事態宣言後の「要請」も、強制力を持たないという点からみればこれと変わらない。
緊急事態宣言の大きなポイントは、「特措法」の第32条に規定されているように、発令に次の2つの条件を満たす必要があるという点です。
1. 国民の生命・健康に著しく重大な被害を与えるおそれがある
2. 全国的かつ急速なまん延で国民の生活・経済に甚大な影響を及ぼすおそれがある
今回、日本の安倍総理が要請した緊急事態宣言は、国が新型コロナウイルスの生活への甚大な影響を認めた上での法律に基づいた要請である。したがって日本国民の意識に与える切迫性という観点では、東京都の自粛要請よりも大きな意味合いがあります。
ですが、ここシドニーいえ、オーストラリアは先月末からロックダウンしております。
ロックダウンとは、
ロックダウンですが、日本で言うロックダウンとオーストラリアが示しているロックダウンは少々違います。
まず、日本が示しているロックダウンとは?
「ロックダウン」ですが、このことに関連して法が定めているのは、以下の二つである。
一つは、「生活の維持に必要な場合を除きみだりに居宅等から外出しないこと」の要請である(第45条第1項)。
もう一つは、「学校、福祉施設(通所または短期間の入所により利用されるものに限る)、興行場、政令で定める多数の者が利用する施設を管理する者、または当該施設を使用して催し物を開催する者(施設管理者等)」に対して、利用停止要請を行うこと、および要請に従わない場合の停止指示である(法第45条第2項、3項)。
つまり日本で言うロックダウンとは、外出自粛要請と、施設・催し物の閉鎖要請・指示だけであります。
オーストラリアが示しているロックダウンは、
日本の法よりも、もうちょっと厳しいです。つまり、上記の日本の法律に加えさらに、道路の封鎖や鉄道・バスの運行中止、強制的な自宅待機命令、他州や他国への移動の制限などがあります。(細かく言えば、遊具がある公園なども出入り禁止です。)また、このルールを破ったモノは高額の罰金を受けることになります。
ここで重要なのは、電車の運行中止なども考えられるが、社会的に必要な機能維持のため出勤する人の移動手段として、またライフラインとしても電車等を止めるということはしておりません。ただし載っている乗客は少なすぎますが。。。
分かりやすく言えば、
緊急事態宣言は法令で、ロックダウンは都市封鎖という手段
になります。
もうちょっと言えば、「緊急事態宣言という法的根拠を基にロックダウン(都市封鎖)を実施する。」ということです。
シドニーのリアルな現状
シドニーは3月下旬からロックダウン真最中です。レストラン業界もテイクアウェイスタイルのみの営業になって3週間目に突入しております。ですが、どのお店も売り上げは芳しくないです。日々閉めていくお店が増えております。
重度の感染者では無ければ、シドニー市内にある指定されたホテルに14日間は隔離され、それから様子を見て隔離が解除されるようです。そのホテルの入り口や周りは警察や軍が取り仕切っている状態です。なのでどこのホテルに感染者が滞在しているかすぐにわかります。ですがそれを調べに行くツワモノは今はたぶんいません。なぜなら、そういった紛らわしい行動をとっている人たちはかなり高額な罰金を受けることになるからです。現在、シドニーと言わず、オーストラリア中で仕事が無くなってきております。そこに高額な罰金を受けて平気な人は居ないと思います。
シドニーでは、
ロックダウンが始まった第1週目は、物資があると言われてもみんな余分に買い物をしていました。この週は、お米、パスタ、トイレットペーパー、箱ティッシュ、ペーパータオル等が各スーパーマーケットから姿を消しました。
2週目に入ると、流れがつかめてきたのか、各スーパーマーケットで少しづつですがお米、パスタ、箱ティッシュ、などは品切れから品薄へと変わりました。また、皆さん余分な物資を買わなくなりました。
今週に入ると、トイレットペーパーは品薄気味ですが、それ以外の物資は普通に購入できます。
外食が出来ないのは飲食業に携わって居る身としては、複雑な思いですが、新型コロナウイルスの影響だとわかっているのでわが身と家族の安全を一番に気にしてます。
こちらでも物資は何とかなったので、日本国内の場合は、それほど焦る必要が無いように思えます。
これから気を付けること
シドニーでも日本でも毎日のように感染者の数と各地での新たな被害がテレビや政府関連のサイトで報告されています。
慌てないでください。
慌てても状況は変わりません。
不要不急の外出を避け、Stay at home
これにつきます。
その中、ロックダウンを楽しんでいる様子です。