こんにちは、シドニーマンです。
天体に興味が無ければ知らない方の方が多いと思いますが、スーパームーンをご存知でしょうか?
スーパームーンとは
月の公転軌道は真円ではなく楕円であるため月と地球との距離は約36万kmから40万kmの間で変化しているので月の見かけの大きさが周期的に変わります。その最接近のタイミングと満月となるタイミングが近いと、月がさらに大きく見えるわけです。この時期に満月を迎えることをスーパームーンと呼んでおります。今年の場合、8日の未明午前4時ごろに月が地球に最接近します。約8時間半後の12時30分ごろにちょうど満月となる。つまり「7日の宵から8日明け方」にかけての満月がスーパームーンとなるのです。
2020年4月8日午後12時30分ごろ(シドニー時間)、昼間なのでこの瞬間を見ることは難しいですが、月は満月を迎えます。その8時間半ほど前の4月8日午前4時頃に、月は2020年で最も地球に近づきます。つまり、今日4月7日の夜から翌8日にかけて空に昇る月は「今年一番地球に近い満月」
ちなみに、今年最小の満月は10月31日の満月です。見かけの直径が約14%も変化するとのことですが、自分の目で大きさの変化はわかりにくいです。同じ拡大率で撮影して比べるとわかりやすいと思います。下の写真を見てください。
スーパームーンを観測するうえでの注意点。
スーパームーンを観測する上での注意点ですが、正直特にありません。
月を観測するのに他の天体と比べて明るいので家の中からでも街中からでも観測できます。繁華街だと街が明るすぎてかえって観測しにくいと思います。出来れば比較的暗いところで見ることをお勧めします。
どこかに行って観測したいと考えている方がいるかもしれませんが、今の時期、新型コロナウイルスの感染拡大防止の条例が出ているし、警察や軍がパトロールしています。不要不急な外出は自粛してください。
近年のスーパームーン
近年に起こったスーパームーンは以下の通りです。
2008年12月13日
2010年1月30日
2011年3月20日
2012年5月6日
2013年6月23日
2014年8月11日
2015年9月28日
2016年11月14日
2017年 なし
2018年1月2日
2019年2月20日
毎年のようにあります。
今後のスーパームーンの日
来年以降のスーパームーンの予定日は下記のとおりです。
2021年5月26日
2022年7月14日
2023年8月31日
2024年10月17日
2025年12月5日
2026年 無し
2027年 1月22日
2028年 3月11日
2029年 4月28日
2030年 6月16日
だいたいこんな感じです。

総括
今日8日に今年最大のスーパームーン(満月)を迎えます。ただし今日のシドニーは曇っており
スーパームーンは昼頃見れないかもしれません。
今年最小の満月は、約半年先の10月31日に迎えます。その大きさを比べると、見かけの直径が約14%も違いますので、良いかもしれません。半年後の楽しみにしておきましょう。
また、満月と言えば、満月を見たら変身するなどのオカルトや満月の夜には犯罪が増えるなどの都市伝説が数々ありますが、スーパームーンとの因果関係は。。。
新型コロナウイルスの感染拡大により、ついに日本でも緊急事態宣言が発出されました。シドニーでは、ロックダウンが今も続いております。先が見えず不安な日々が続いていますが、今夜だけでも月が輝く空を見上げて思いを馳せてみませんか。
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