こんばんは、シドニーマンです。
3月24日にオーストラリア、モリソン首相は25日深夜から、新型コロナウイルスの被害拡大を防止するために、さらに閉鎖される施設や新たな制限が課せられる活動の拡大について発表しました。
それは、23日(月曜日)正午から閉鎖しているダイニングスタイルの全レストラン等の施設に加え(持ち帰り専門店もしくは持ち帰りスタイルのレストランは営業可)、現地時間3月25日23時59分から、遊園地,博物館,美術館,図書館、ネイルサロン等が新たな閉鎖対象となります。対象となる施設の詳細については,豪首相府メディア・ステートメントをご覧ください。
こちらがそのサイトになります。
https://www.pm.gov.au/media/update-coronavirus-measures-24-March-2020
オーストラリア、モリソン首相は、仕事も在宅勤務が可能であればそちらに移行。生活必需品等、必要物資の購入や配達業務などの在宅勤務が不可能な仕事を除き必要でない外出は避け基本自宅待機。知り合いや友達の家を訪ねるなどの行為も最小限に抑えるように求めております。また,結婚式は5人以下。葬儀は10人以下でルールを守った上での実施することを求めました。
ここにお国柄が出ますが、バーベキュー等の私的パーティーについても行わないように声明しております。こんな時期にバーベキューって。。。さすがオーストラリア、首相の口からバーベキュー自粛要請。
こうなりますと、いろいろな経験をするためにはるばる母国からワーキングホリデービザを取得してこのオーストラリアに入国したワーキングホリデーメーカーにとっては、大打撃です。
今後、いろいろなお店が閉めなければならない状態になり、職探しもままならない。つまり職のない厳しい生活がこれから始まります。それはいつまで続くか分かりません。1ヶ月、2か月もしくは6ヶ月以上続くかもしれません。自分の貯蓄は大丈夫ですか?仕事が無いのに収入があるわけない。どれだけ耐えれる?そして、問題なのは帰国の手段も減ってきている事です。この状況でもし怪我や病気になったり、また新型コロナウイルスにでも掛かってしまったら?お金は?医療保険は?あなたは大丈夫ですか。
一度帰国し世の中が落ち着くまで、自分の母国で自分の家族の近くに居る方が良いと思いませんか?日本への帰国も視野に入れて行動してください。
連日、オーストラリア政府から発表がある
オーストラリア国内における新型コロナウイルスの感染状況が日々深刻化する中,連日オーストラリア政府から様々な指針や政策、方針などが発表されております。
それはオーストラリア国民や永住者だけではなく、留学生やワーキングホリデーの皆さんの仕事や生活に直面するモノもあります。
オーストラリア政府は、施設閉鎖や新型コロナウイルス被害拡大防止の為の活動制限が6か月もしくはそれ以上続くことを前提にいろいろな物事を進めております。その間当然の如く雇用情勢は厳しい状況が続きます。たとえ他州に求人があっても,入州制限をしている州がほとんどで他州に移動も出来ない。そして働けない可能性が高いです。
また,現時点ではオーストラリア政府からワーキングホリデーの方に対する経済的措置については何も発表がありません。
航空会社も国際線・国内線の運航停止や減便も増えており,日本への帰国もますます難しい状況になってます。日本への帰国便が確保できなくなるとビザの有効期限が切れ不法滞在という状況に陥ってしまう可能性もあります。
ちなみに、オーストラリア政府は3月20日午後9時以降からオーストラリアに到着する全渡航者の入国を禁止しております。
ワーキングホリデービザ保有者は年齢制限があるので若年者です。それでも健康状態が悪くなると医師に面倒を見てもらわないといけない状態になります。悪くすると重篤化し,生命に影響がおよぶ可能性もあります。特にワーキングホリデーメーカーの方の中には無保険の方もいるようです。もし無保険で重篤化した場合、医療費が数百万円から数千万円と非常に高額になることが見込まれます。
センターリンクからの救済措置
センターリンクからの各種救済措置が発表されておりますが、これは、オーストラリア国民もしくは永住者のみを対象にした制度で、ワーキングホリデービザを所持している人たちはこれには該当しません。そしてセンターリンクは心無い者によってサイバー攻撃を受け、この措置が機能しておりません。
センターリンクホームページ
センターリンクホームページから繋がっているオーストラリア政府のサイト

ワーキングホリデーの方で蓄えが少なく近い将来生活が難しくなってしまう可能性のある方や、現在仕事がなく日本の家族等からの援助を得ている方。今後の見通しが全く見えない状態です。日本への帰国を検討するのも一つの選択肢です。
世界が落ち着いたら、改めて来豪すればよいのではないでしょうか?
○在シドニー日本国総領事館ホームページ
(新型コロナウイルス情報及び領事メール)
https://www.sydney.au.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
(渡航情報,感染・予防対策,連邦・州・地域別情報)
https://www.sydney.au.emb-japan.go.jp/itpr_ja/consul_coronavirus.html
新型コロナウイルスに対してすぐに出来る予防は、ハンドサニタイザー
