こんばんは、シドニーマンです。

毎年夏に発生しているオーストラリア、ブッシュファイヤー(森林火災)。
その原因は、季節が夏、気温の上昇、乾燥している空気と燃えやすいこともあるのですが、昨年(2019年)9月ごろから発生しているブッシュファイヤー(森林火災)に関しては、例年のモノと比べてはいけません。
今回のそれは、過去最大の被害が発生してしまっています。

オーストラリア全土にわたって、特に東海岸全域で森林火災の被害が拡大している2019年7月以降発生しているブッシュファイヤー(森林火災)ですが、すでに東京都の20倍以上の面積が燃え過去最大規模の被害となってしまいました。今回の壊滅的な被害の背景には記録的な高温や干ばつがあります。そして事態の深刻化を受けて、モリソン首相は日本やインドへの訪問を延期すると発表しました。ですが、首相の対応の遅れや温暖化問題への姿勢で批判を浴びており、政権の求心力低下を招いております。
NSW州だけで東京都の20倍以上の面積の森林が燃えた。
被害が大きいニューサウスウェールズ(NSW)州消防(Rural Fire Service)によると、2019年7月から同州だけで計3万6千平方キロメートルが焼けたと発表。ロイター通信は豪東部3州で5万2千平方キロメートルが燃えたと報じております。これは東京都の20倍以上の面積にあたりますが、まだまだ燃えるかもしれない地域があり、危険地域に該当するエリア、またその近くは、安心できません。
今回のブッシュファイヤー(森林火災)で、海軍艦が3日から救助活動に当たっておりますし、モリソン首相は4日、救助活動のため軍の予備隊3千人を招集したと発表しておりますし、1月中旬に予定していた日本とインドへの訪問も延期すると明らかにしました。
ですがこの首相、自分の国でブッシュファイヤーの被害が拡大する中、昨年12月には家族とクリスマス休暇でハワイに行っております。そしてそのことを当初は公表しておりませんでしたが、バレてしまい 休暇を切り上げての帰国。対応の遅れが非常に目立ち、批判が強まっております。
こちらのサイトでは、今回のブッシュファイヤー(森林火災)は、さらに数カ月も続くと報道されていて、中でも動画でモリソン首相が視察に訪れている際、地域の住民たちが直接ヤジや文句を言っているのがあります。

他にも、

ブッシュファイヤーから野生動物への被害が、、、

例年では、オーストラリア ブッシュファイヤー(森林火災)は南半球が夏を迎える12月ごろに多く発生します。しかし昨年は9月から火災が発生し、11月から深刻化しました。森林火災の原因となっているのが、高温と乾燥。豪気象庁によると今回、オーストラリアの春に当たる9~11月は、オーストラリア全土の平均降水量は27ミリと観測史上最低を記録し、平均気温は史上5番目の高さとなりました。12月に入ると気温はさらに上昇し、12月18日は最高気温の全国平均が41.9度と観測史上最高を記録しております。こういった気候の変化があり、現在までブッシュファイヤー(森林火災)の被害が出続けて多ります。
その中、2020年1月6日に、なんと雨が降りました。土砂降りやスコールといった形ではなく、昼間には短い期間でしたが、夜になっても雨は降り続けております。現在も降り続けております。
まさに恵みの雨。
ブッシュファイヤー(森林火災)、少しは沈下してほしいです。