こんばんは、シドニーマンです。
オーストラリア各地で、毎年12月31日の大晦日から新年年明けにかけて、新年を祝う花火が打ち上げられます。ここシドニーでもカウントダウン花火大会があります。

シドニー大晦日のカウントダウン花火とは?
毎年12月31日から新年年明けにかけてシドニー湾各地で行われております、シドニーカウントダウン花火。
シドニー市によると、大晦日のシドニーカウントダウン花火大会は世界で約10億人が楽しむとされ、この日のイベントは特にホテル業や観光業など、ニューサウスウェールズ州経済に1億3,000万オーストラリアドルとかそれ以上のとてつもない額の経済効果をもたらしていると言われております。
署名活動で中止になるかも。。。
しかし、昨年はブッシュファイヤー(森林火災)や干ばつの影響が酷い状態で国内各地で続く中、多額の予算が投じられる花火を中止し、その予算を消火活動や山火事と干ばつの被災者に寄付するべきだとの声が上がっています。署名活動も行われました。
シドニーで毎年大みそかに開催されるカウントダウン花火大会の2019年版の中止を求める嘆願書に25万人以上が署名したが、オーストラリア当局は予定通り花火大会を開催する方針。
シドニー市のクローバー・ムーア市長は昨年12月に声明を発表し、2019年末の花火を中止することについて「(被災者支援に)実質的な効果がない」とし、予算を寄付するべきとの意見には「予算の多くは観客の安全確保や清掃業務などに充てられ、すでに使われている」と説明しました。
しかしながら、山火事による煙で大気汚染の続くシドニーではさらに、花火による環境や健康面への悪影響を懸念する声も上がっております。
オンライン署名サイト「チェンジ・ドット・オーグ」には、花火大会の予算は森林火災の消火活動に充てるべきだとの嘆願ページが立てられた。2019年12月30日朝の時点で27万人以上の署名を集めている。

寄付集めを支援
シドニー市は、山火事と干ばつの被災者支援のためにチャリティー団体に対するオンラインでの寄付集めを支援するとしています。
メルボルンでも大みそかの花火の中止を求める声が上がっていますが、予定通りに実施される見込みです。大みそかに向けて、こちらもチャリティー団体への寄付を募っております。
オーストラリア赤十字
そして、テレビでは、この赤十字に約$900,000の募金がされたと発表しておりました。
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ブッシュファイヤーによる煙の状況を注視
シドニーではブッシュファイヤー(森林火災)の煙による大気汚染が続いています。市は引き続き、気象情報や大気の状況、安全面での問題などを協議し、このカウントダウン花火大会を安全に実行できるよう対策を検討とのことです。
