こんばんは、シドニーマンです。
夏の風物詩、シドニーのブッシュファイヤーですが、11月11日に非常事態宣言が発令されました。オーストラリア最大の都市シドニー周辺では史上初めて最高水準の火災警戒レベルに達したと報道されました。


シドニーが位置するニューサウスウェールズ州(NSW)の北部では、従来のブッシュファイヤーの規模を大幅に超える制御不能な山火事が多数発生し、これまでに数千人が避難を余儀なくされたり、家屋150軒以上が損壊し甚大な被害がありました。ニューサウスウェールズ州地方消防サービス(NSW Rural Fire Service)は「壊滅的な」火災の危険性があり、「人命や住宅が危険にさらされる」としてシドニー一帯に警告を発しました。
12日以降、再び風が強まり気温が上昇すると予想されておりますので、今後も注意が必要です。
ニューサウスウェールズ州地方消防サービス(NSW Rural Fire Service)のサイトでは、”Fires Near Me“といったカテゴリーが設けられており、10分ごとの更新なので、現在の火事の規模、様子が分かるようになっております。
10年前に新たに火災の危険度レベルが導入されて以来、シドニーで“壊滅的”と発令されるのは初めてのこと。国内で過去最悪の事態を招いた火災は2009年2月7日から3月14日の間、メルボルンがあるビクトリア州(VIC)で起きたブラック・サタデー。現地では、Black Saturday Bushfireともいわれております。今回のシドニーで起きたブッシュファイヤーも同じ“壊滅的”規模にあたります。
こちらがその2009年に起きたブラックサタデーの様子です。


今回、シドニーは広範囲の35行政地区を危険地帯としました。
西部および中西部地域
バーウッド、カナダ・ベイ、ストラスフィールド、ブラックタウン、キャンベルタウン、カンターバリー・バンクスタウン、カンバーランド、フェアフィールド、リバプール、パラマタ、ペンリス。東部ランドウィック、シドニー市、ウェイバリー、ウラーラ。
北部および北西部地域
カムデン、セントラルコースト、ザ・ヒルズ、ホークスバリー、ハンターヒル、クーリンガイ、レーン・コーブ、モスマン、ノース・シドニー、ノーザン・ビーチ、 ウィロビー 、ライド(私が現在住んでいる地域です)。
南部および南西部地域
ジョージス・リバー、コガラ、サザランド。
当ブログでも記事にしたばかりです。
ヤフーでも記事になっております。
日本経済新聞でも取り上げられております。

こちらのサイトでは、シドニーの大気汚染の状況が分かります。

まとめ
毎年この時期になると始まるブッシュファイヤー(山火事)ですが、その年によって規模が違います。
今年の夏のシドニーは大変危険です。山に行く予定のある方は、考え直した方が良いと思います。
また、ブッシュファイヤーのような災害や事故にいつ巻き込まれるか、誰もわかりません。
何かがあってからでは遅いです。
そうなる前に在留届を提出しておきましょう。